
Xiaomiがグローバル向けに展開している最新ソフトウェア「HyperOS 3」の配信対象が広がっています。今週、すでにXiaomi 15Tおよび15T Proに配布が始まっていましたが、新たにXiaomi 15にも提供が開始されたことが確認されました。これでHyperOS 3が利用できるグローバル端末は3機種目になります。
Mi Pilotを対象に先行配信中
海外ユーザーの報告によると、今回のアップデートは**「HyperOS 3.0.4.0.WOCEUXM」**としてEUモデルに配信されています。ビルド自体は安定版扱いですが、現時点ではXiaomiが選出した「Mi Pilot(先行テスター)向けの限定配布」となっており、一般ユーザー全体に行き渡るまでは数日程度かかる可能性があります。
アップデートサイズは約8.2GBと大きく、10月1日付のAndroidセキュリティパッチも同時に適用されます。セキュリティ修正内容は、Android Security Bulletinに記載された内容に準拠しているとのことです。
HyperOS 3への本格移行が進行中
Xiaomiは先日、HyperOS 3のグローバル展開計画を公開しており、今後はPocoやRedmi Noteシリーズを含む複数のモデルがアップデート対象に追加される予定です。
興味深いのは、今年発売されたXiaomi 15T / 15T ProがAndroid 15ベースのHyperOS 2を搭載していたのに対し、今回のHyperOS 3提供によって、これらは最終的にAndroid 20までアップデートが期待できる点です。一方、すでにAndroid 16ベースで動作するXiaomi 15は、Tシリーズよりひとつ早いサイクルでOSが進む見込みとされています。
Xiaomiは、昨年のHyperOS発表以降、従来のMIUIからの転換を加速させています。UI刷新やAI処理の効率化だけでなく、端末間連携の強化も特徴となっており、今後の対応機種拡大に注目が集まります。


