
「一日使えるバッテリー」をうたうスマートフォンは数多くありますが、実際にハードな利用を続けた時にその実力を発揮できる機種は限られています。そんな中、Oppoの最新フラッグシップ「Find X9 Pro」が、予想以上の結果を叩き出しました。
過酷な同条件テストで、唯一“11時間超え”
テストを行ったのは海外YouTuber「Lover of Tech」。iPhone 17 Pro Max、Google Pixel 10 Pro XL、そしてFind X9 Proの3機種を同条件で比較し、1時間のAsphalt 9、4K動画撮影、ライブ配信、TikTok、YouTubeと、バッテリーに厳しい項目を連続で実行。画面輝度や通信環境、音量などもすべて統一しています。
その結果は以下の通りです。
- Pixel 10 Pro XL:7時間で電源オフ
- iPhone 17 Pro Max:7時間17分で停止
- Oppo Find X9 Pro:11時間17分まで稼働
なんと、iPhoneを4時間以上も引き離す圧勝。普段使いでも、一日の終わりに「まだ充電いらない」というレベルの余裕が期待できます。
7,500mAhの大容量+賢い制御が鍵
Find X9 Proの強さは、単にバッテリー容量が大きいだけではありません。7,500mAhという現行フラッグシップ最大級のシリコンカーボン電池に加え、バックグラウンドの無駄を抑えるAI制御など、ソフト面の調整も徹底されています。
撮影やゲーム、SNS配信などを長時間こなすユーザーにとっては、数字以上のメリットです。「動画を撮るたびに電池残量を気にする」「外出先でモバイルバッテリー必須」というストレスから解放される可能性があります。
高価格でも選ぶ価値がある一台
価格は€1,299と決して安くありません。しかし、快適さ=“持ち歩き時間”と考えるなら、Find X9 Proは他社のハイエンドを超える体験を提供しています。高性能化が進む中で、Oppoが改めて「電池持ち」という根本を重視した設計を打ち出してきた点は評価できるでしょう。
日々の使い勝手を優先したい人にとって、Find X9 Proは単なるスペック勝負のスマートフォンではなく、「安心して1日使い切れる」現実的な最強候補になりそうです。

