国内モデルでも?Galaxy Aシリーズがインドで値上げ、最大約3,500円上昇か

サムスンがインド市場で展開するGalaxy Aシリーズについて、近く価格改定が実施される見通しです。海外リーカーの情報によると、早ければ来週から値上げが始まるとされており、この動きは日本国内で販売されているGalaxyシリーズにも影響が及ぶ可能性があります。

多くのモデルで約1,700円、A56は約3,500円の値上げ

Xの有名リーカーからの最新情報によれば、Galaxy Aシリーズの大半のモデルで価格が1,000インドルピー、日本円換算で約1,730円引き上げられる見込みです。中でもGalaxy A56は例外的に2,000インドルピー、約3,460円の値上げになるとされています。

インド市場は価格競争が激しいことで知られており、そこでの値上げはサムスンとしても異例と言えます。そのため、この動きは他地域、とくに日本を含む主要市場にも波及する可能性があると見る向きもあります。

新モデル発表前にもかかわらず値上げという異例の展開

サムスンは来月、Galaxy A37やGalaxy A57といった新型Galaxy Aシリーズを発表するとみられています。通常であれば新モデル投入を前に旧モデルの値下げが行われるケースが多いですが、今回は逆に価格が引き上げられる形となります。

この点からも、単なる地域限定の調整ではなく、より構造的なコスト増が背景にあることがうかがえます。

背景にあるのは世界的なメモリ不足と価格高騰

今回の値上げの最大の要因とされているのが、世界的なメモリ不足です。AI向けデータセンター需要の拡大により、HBMやDDR5といったメモリの需要が急増しており、スマートフォンメーカーも高い調達コストを受け入れざるを得ない状況が続いています。

この影響はすでにハイエンドモデルで顕著に表れており、OnePlus 15やVivo X300、iQOO 15といった最新フラッグシップは、前世代から大幅な値上げとなりました。特にiQOO 15では、最大で約33%の価格上昇が確認されています。

国内で販売されるGalaxyにも影響する可能性

こうしたコスト上昇は、ミドルレンジにも徐々に波及し始めています。Galaxy Aシリーズは日本国内でもキャリアやSIMフリー市場で幅広く展開されているため、インドでの値上げが前例となり、今後国内向けGalaxyの価格改定につながる可能性も否定できません。

業界では、メモリ価格が2026年に入っても大きく下落する見通しは立っていないとされており、来年以降に登場するエントリーからプレミアムモデルまで、幅広い価格帯で値上げが続く可能性があります。実際に、RealmeやCMFなど複数メーカーの幹部も、価格上昇は避けられないとの認識を示しています。

今回のインド市場での動きは、日本のGalaxyユーザーにとっても決して他人事ではなく、今後の価格動向を占う重要なサインと言えそうです。

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