
Samsungが提供を進めている最新ソフトウェア「One UI 8」(Android 16ベース)ですが、複数のGalaxy端末でアップデートの一時停止が確認されています。配信開始から1か月以上が経過した現在も、対象機種の一部ではサーバー上からファームウェアが引き下げられた状態が続いているようです。
One UI 8は過去最速のペースで登場
Android 16をベースとするOne UI 8は、Googleによる新OS提供の前倒しを受け、例年よりも約3か月早いスケジュールで登場しました。
前バージョンのOne UI 7は、Samsung史上もっとも安定版までに時間を要したアップデートとして知られていますが、One UI 8では一転して過去最速クラスのスピードで配信が進められています。
変更点自体は大規模ではないものの、レスポンス改善やバッテリー最適化など日常的な操作性を向上させる内容が中心で、安定性の高さが評価されています。
一時停止中の機種一覧
現在、配信が一時停止・または再開待ちとされているモデルは以下の通りです。
- Galaxy Z Fold SE(初の配信停止対象)
- Galaxy S22 シリーズ(一時停止後、再開済み)
- Galaxy S23 シリーズ(10月21日に停止、のち再開)
- Galaxy S24 シリーズ(韓国で停止中、一部ユーザーはインストール済み)
- Galaxy M53(10月20日時点で韓国向け停止)
特にZ Fold SEは、最初にアップデートが停止されたモデルとして話題に。韓国では配信が遅れて再開されたと見られます。S22シリーズについては一時中断の後、すでに再配信が確認されています。
一方で、S24シリーズは依然として配信が復旧しておらず、すでにアップデートを適用したユーザーと未適用のユーザーが混在している状況です。
S23シリーズなど、一部モデルでは配信再開も
ファームウェア情報を追跡している情報提供者Mohammed Khatri氏によると、Galaxy M53は10月20日時点で韓国向け配信が停止された模様です。グローバル市場ではまだ順次展開が予定されているため、今後の再開が期待されています。
また、Samsungは10月下旬にS23およびS24シリーズ向けの配信を再開しており、最新の2025年10月セキュリティパッチを含むビルドが提供され始めています。

