
中国で新たに発表された「RedMagic 11 Pro」シリーズは、ゲーミングスマートフォンとしての性能だけでなく、同時にお披露目された新カスタムOS「RedMagic OS 11」によってさらに注目を集めています。今回のアップデートでは、AIアシスタントやプライバシー保護機能など、ユーザー体験を大幅に進化させる新要素が多数導入されました。
新OS「RedMagic OS 11」の特徴
RedMagic OS 11は、同社独自のAIアシスタント「MORA(モーラ)」を搭載しています。MORAは音声操作による各種タスクの実行に対応しており、操作の流れをよりスムーズにする「Light Feather Neon」エフェクトなど、視覚的な演出面でも刷新されています。

また、OSレベルでのプライバシー保護が強化されており、「プライベートスペース」機能によって、あらゆるシーンで個人データを安全に守ることが可能です。
AI関連機能も充実しており、文章作成を支援する「AIライティングアシスタント」や、カメラ経由で被写体を識別する「AIオブジェクト認識」、検索を直感的に行える「AIサークルサーチ」などが搭載されています。さらに、eスポーツレベルの戦略アドバイスを行う「AIタクティカルコーチ」も新たに追加され、ゲーマーにとって頼れる存在となりそうです。
ゲーミング体験をさらに強化
RedMagic OS 11では、ゲームプレイ中のライブ配信を画面共有でモニターできる「スクリーンキャスト」機能も用意されています。これにより、プレイヤーは試合内容をリアルタイムで確認しながら戦略を練ることができ、競技性の高いプレイにも対応します。操作レスポンスも全体的に最適化され、ゲームだけでなく日常使用でもより滑らかな動作が実現されています。
新型ゲーミングノートPC「RedMagic Gaming Laptop 16 Pro」も登場
スマートフォンと同時に、中国市場では新型ノートPC「RedMagic Gaming Laptop 16 Pro(2026)」も発表されました。最新のIntel Core Ultra 9プロセッサを採用し、「MagicCloud Ultra Screen 2.0」や改良型冷却システム「3D Ice Composite Heat Pipes 2.0」などを搭載するなど、ゲーミング性能と放熱効率の両立を図っています。
RedMagic 11 Proシリーズは、単なるハードウェアの進化にとどまらず、AIを軸としたOSの刷新によって、次世代のモバイル体験を提示する存在となりました。RedMagic OS 11の実力が今後どのように評価されるか、注目が集まっています。