Pixel 7aだけが12月大型アップデートを逃した理由──判明した「重大バグ」とGoogleの沈黙

Googleは今週、Android 16 QPR2と12月配信分のアップデートを対象Pixel向けに公開しました。通常であればPixel 6以降がまとめて更新対象となるはずですが、不思議なことにPixel 7aだけがリストから外れていました。ユーザーの間では疑問の声が相次ぎ、サポートフォーラムでも同様の報告が散見されています。

サポートチャットが示した“重大バグ”の存在

沈黙を続けるGoogleに代わり、状況を動かしたのは1人のPixel 7aユーザーでした。Redditに投稿されたスクリーンショットによると、Googleのチャットサポートは、Pixel 7aが今回のアップデート対象から外れた理由として「Wi-Fiの安定性に関わる重大な不具合」を挙げています。
この問題はベータ版の最終段階で見つかったもので、ユーザーからのフィードバックに基づき配信が見送られたとのことです。

チャット文面からは生成AIが作成した可能性もあり、内容の信頼性には慎重になる必要がありますが、11月上旬にGoogle Issue Trackerへ投稿されたWi-Fi問題の報告と一致している点は無視できません。実際、その報告では「セルラーは正常なのにWi-Fi速度だけが大きく低下する」という現象が記されています。

情報不足がユーザーの不信を招く

問題が発生しているのであればアップデートを延期する判断は妥当ですが、今回のケースで指摘されているのはGoogleの「説明不足」です。
Pixel 7aのみにアップデートが届かないという状況にも関わらず、公式発表が一切なかったため、ユーザーはSNSやフォーラムで状況を推測し続けるしかありませんでした。

サポートチャットでは、「12月中旬、もしくは1月の定例アップデートと同時に配信される可能性がある」と案内されたようですが、これも正式なアナウンスではなく、鵜呑みにできるものではありません。

ユーザーにできることは“待つ”のみ

Pixel 7aユーザーとしては、今回の遅延がベータ版で見つかった不具合によるものだと知れば安心材料にはなるものの、Googleから明確な説明がないことへの不満は残ります。
OTAやファクトリーイメージも当然まだ配布されていないため、現時点でユーザー側にできる対処法はなく、修正版の到着を待つしかありません。

Pixel 7aは人気モデルであるだけに、今回のような不透明な対応は余計に目立ちます。重大バグを避けるための遅延は理解できる判断ですが、せめて公式のメッセージがもう少し早く届けられていれば、混乱は抑えられたのではないでしょうか。今後のGoogleの動きに注目したいところです。

ソース

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Pixel不具合・バグ
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