
OnePlusが中国市場向けに、新たな“パフォーマンス特化型”スマートフォン「OnePlus Ace 6T」を正式発表しました。12月17日には、一部仕様を変更した「OnePlus 15R」としてグローバル展開も予定されています。
ゲーマー向けに進化した6.83インチAMOLEDディスプレイ

Ace 6Tは、6.83インチのフラットAMOLEDディスプレイを採用し、解像度は1.5K(2800×1272)。165Hzの可変リフレッシュレートに対応し、10億色表示や100% DCI-P3もカバーするなど、上位モデル並みのスペックを備えています。
ピーク輝度は屋外での視認性に配慮し、最大3600ニット(25% APL)まで向上。さらに、瞬間タッチサンプリング率は3200Hzと極めて高速で、独自の「Lingxiタッチチップ」によって入力遅延を抑えています。
画面保護にはOPPO独自のCrystal Shield Glassを採用し、PWM調光は3840Hzに対応しています。
世界初のSnapdragon 8 Gen 5搭載機
内部には、Qualcommの最新3nmプロセスによる「Snapdragon 8 Gen 5」を世界で初めて採用。最大3.84GHz駆動のOryonコアとAdreno 840 GPU、そしてOnePlus独自の「WindChillゲームカーネル」によって、安定した高フレームレートを実現します。

メモリは最大16GB(LPDDR5X/9600Mbps)、ストレージは最大1TB(UFS 4.1)。AnTuTuでは約356万点を記録しており、現行スマホの中でもトップクラスの性能を示しています。
通信面では、クラウドゲームや混雑環境での接続安定性を強化する「G2ネットワークチップ」も搭載しています。
OSはAndroid 16ベースのColorOS 16。
メインは50MP IMX906、AI機能も強化
カメラは、メインが50MPのSony IMX906(1/1.56型・f/1.8・OIS)。OPPOの計算写真技術を組み合わせ、逆光や夜景の撮影性能を高めています。
112°の8MP超広角カメラ、16MPのフロントカメラを備え、4K/60fps撮影や720p/480fpsのスローモーションにも対応。
ポートレート用のAI補助光や反射除去、レトロ風撮影など、ソフト面の機能も充実しています。
シリーズ最大の8300mAhバッテリー

Ace 6Tの大きな特徴が、8300mAhもの「Glacierバッテリー」。シリコンカーボン系の高密度セルを採用し、100WのSuperVOOC急速充電に対応します。
約23分で50%まで充電できるほか、55W PPS、ゲーム中のバイパス充電、さらに有線リバース充電もサポートします。
冷却は43,940mm²に及ぶ巨大なGlacier冷却システムを採用。大型VCチャンバーや多層グラファイトなどを組み合わせ、発熱を抑えています。
防水防塵はIP66・IP68・IP69・IP69Kと、完全防水/耐圧仕様までカバーしています。
特別仕様の「原神・神里綾華エディション」も登場

今回の発表では、原神とのコラボモデル「OnePlus Ace 6T 神里綾華限定版」も用意されました。
雪をイメージした「スノーブルー」の特別デザインに加え、アイコンからアニメーション、充電演出、指紋認証アニメまで専用テーマを完備。
付属品も豪華で、特製スーツケース風ボックス、専用ケース、綾華カード、ぬいぐるみ、特別デザインのSIMピン、専用充電器など、コレクター向けのセット内容となっています。
価格と発売スケジュール(日本円換算付き)
カラバリはファントムグリーン、フラッシュブラック、エレクトリックパープルの3色。神里綾華限定版は12月22日発売予定です。
| メモリ/ストレージ | 価格(元) | 日本円(約) |
|---|---|---|
| 12GB + 256GB | 2,599元 | 約57,000円 |
| 16GB + 256GB | 2,899元 | 約63,800円 |
| 12GB + 512GB | 3,099元 | 約68,200円 |
| 16GB + 512GB | 3,399元 | 約74,800円 |
| 16GB + 1TB | 3,899元 | 約85,800円 |
| 16GB + 512GB(原神エディション) | 3,699元 | 約81,400円 |
新世代ゲーミングスマホの本命に
次世代SoC、巨大バッテリー、強力な冷却、そしてIP69Kまで対応した高耐久性と、Ace 6Tは現在のゲーミングスマホ市場で突出した存在と言えます。グローバルモデルの登場も控えており、性能と使い勝手を両立した“次の一手”として注目を集める1台になりそうです。

