Xiaomiの次期フラッグシップ「Xiaomi 17 Ultra」とみられる端末が、中国のSNS上でついに実機として撮影され、その外観やカメラ構成が明らかになりました。これまで断片的に語られてきたリーク情報を裏付ける内容となっており、同時にグローバル版に関する新情報も浮上しています。
実機登場でカメラデザインがほぼ確定か

流出した写真は、開発初期段階のテスト機とみられ、分厚いプロテクトケースに収められた状態で撮影されています。それでも背面のカメラ配置ははっきり確認でき、これまで噂されていたLeica監修の新デザインと一致しています。

特に目を引くのは、従来の「クアッド構成」から「トリプルカメラ」へとシンプル化された点です。円形ユニット内の下部に2つのレンズが並び、さらに左上には巨大な200MPクラスの望遠カメラが独立して配置されています。その上部には2つのLEDと複数のセンサー類も確認でき、先日HyperOSのコードから見つかったカメラ配置図と一致していることから、デザインはほぼ確定とみられます。
新望遠は“光学可変ズーム”の可能性も

今回のリークで最も注目されているのが望遠ユニットです。単なるペリスコープ式の光学ズームではなく、可変焦点に対応した“本物の光学ズームカメラ”が採用される可能性が噂されています。
まだ確定情報ではありませんが、もし事実なら、スマートフォンの望遠撮影を大きく進化させる仕様となるだけに、発表時の注目度は一段と高まりそうです。
グローバル版と思われる型番を新たに確認
今回の流出はカメラだけにとどまりません。IMEIデータベースから、グローバル向けと思われる「2512BPNDAG」という型番が初めて確認されました。すでに欧州向け展開を予想する声は多かったものの、公式データベースで明示的にモデル番号が見つかったのは今回が初めてです。
スケジュールについては、中国市場向けが12月、海外発売は2026年3月ごろとの見方が強まっています。
今年度スマホ市場の“大本命”となるか
Xiaomi 17 Ultraは、1インチセンサー搭載のLeica主カメラや大型望遠ユニットなど、カメラ性能を中心に大幅な刷新が図られている可能性が高く、フラッグシップ市場の話題をさらう存在になるとみられています。
実機リーク、カメラデザイン、グローバルモデルの存在――複数の情報が一気に揃ったことで、正式発表は目前と言ってよさそうです。今後の追加情報にも注目が集まりそうです。

