Xperia 1 VIIで新たな「文鎮化」報告、既知の基板不良の対象外で異なる原因の可能性も

Reddit上で、購入からわずか4か月でXperia 1 VIIが起動しなくなったという報告が新たに寄せられています。投稿者によると、香港版を購入した同機は、使用中に数回ランダムなクラッシュを起こした後、突然電源が落ち、以後はSONYロゴまでは表示されるものの、その先に進まない状態になったとのことです。


IMEIチェックでは「対象外」にもかかわらず不具合発生

このユーザーは、ソニー香港の公式サイトでIMEI番号を入力し、以前発表された基板不良による「文鎮化」問題の対象機種かどうかを確認したものの、「対象外」と判定されたと報告しています。
しかしながら、実際には正常に起動できなくなっており、ソニーが把握している不良範囲以外にも問題を抱えた個体が存在する可能性が浮上しています。


症状は「完全な文鎮化」ではなくブートループに近い状態

ソニーがこれまで公式に認めている基板不良による「文鎮化」は、電源がまったく入らないという重度の不具合でした。
一方で、今回のケースではロゴ表示までは到達するため、いわゆるブートループ(起動ループ)に近い症状と見られます。投稿者は「Xperia Companion」や「Xperifirm」「newflasher」などを使って何度も修復を試みたものの、改善しなかったとしています。

この点から、既知の基板不良とは原因が異なる別の不具合である可能性が考えられます。


IMEI対象外端末での文鎮化報告は極めてまれ

これまで、ソニーが実施したIMEIチェックで不良対象とされなかった端末で文鎮化が発生したという報告は、ほとんど確認されていません。
したがって、今回の件は一連の基板不良とは切り離された独立した問題である可能性も否定できません。


ソニーへの対応要請が相次ぐも、地域サポートに壁

投稿者は英国在住ながら香港版端末を使用しており、ソニーUKではサポート対象外とされたため、販売元やソニー香港への問い合わせを進めているとのこと。
しかし、ソニー香港では現地持ち込みが原則となっており、海外からの郵送修理は受け付けていないと指摘するユーザーも見られます。


「再発防止」と「地域をまたいだサポート体制」強化が求められる

Xperia 1 VIIは、デザイン性や機能性の高さから多くの支持を集めている一方で、発売当初から基板不良や湿気による輸送トラブルなどが問題視されてきました。
今回のように対象外端末でも不具合が報告されたことで、ソニーには再発防止策と国際的なサポート体制の見直しが求められています。


まとめ
今回の報告は、既知の基板不良による「文鎮化」とは異なる新たな不具合である可能性が高く、今後さらなるユーザー報告が出るか注目されます。
現時点では公式発表はありませんが、同様の症状が確認された場合は、購入地域のサポート窓口に速やかに相談することが推奨されます。

ソース

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XperiaXperia 1 VIII不具合・バグ
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