
Samsungが近日発売する新型フォルダブル「Galaxy Z TriFold」について、ついに韓国での販売価格が明らかになりました。これにより、日本で投入された場合のおおよその想定価格も見えてきました。
韓国では約359万ウォン、Z Fold7の約1.5倍という強気設定
Samsungが韓国向けニュースルームで公開した情報によると、Galaxy Z TriFoldの韓国価格は 3,594,000ウォン。現在のレート(1ウォン=約0.11円)で換算すると、およそ 39万5,000円前後 となる高価格帯の端末です。
比較対象として挙げられているのが、同社の二つ折りフラッグシップ「Galaxy Z Fold7」。韓国での販売価格は 2,379,300ウォン で、TriFoldはその 約1.5倍。まったく新しい“三つ折り”構造であることを踏まえても、かなり強気な設定です。
さらに、日本市場の価格イメージを計算してみると、SIMフリー版Galaxy Z Fold7の実売価格が 239,174円〜。この約1.5倍と考えると、もしTriFoldが日本に登場した場合の価格は 36万円前後 になる計算です。となれば、Foldシリーズを上回る「超ハイエンド」の位置付けとなるのは間違いありません。
実機動画で分かった“三つ折り”の仕組みとクセ
海外ではすでにハンズオン動画も公開されており、三つ折り機構の動作が確認できます。開く際はまずカメラ側のパネルが開き、その後内側に隠れていた2枚目が展開して、合計10インチの大画面が姿を現します。なお、画面は完全に開き切るまで操作ができない仕様とのことです。
また、二つのヒンジを採用するため、Foldシリーズでおなじみの“折り目”が 2本 になりますが、深さそのものはFold7と大きく変わらないようです。
閉じ方を誤ると端末が警告画面と振動で知らせるなど、ソフトウェア側の安全機構も強化されています。
DeX対応、ケース付属、7年アップデートなどフラッグシップ仕様を完備
機能面では、Galaxyスマートフォンとして初めて 端末単体でDeXが起動 できる点が大きな特徴です。10インチ画面をPCライクに使えるため、キーボードやマウスを組み合わせれば簡易ノートPCとしても活躍します。
さらにケースと充電器が同梱されるほか、キックスタンドケースも別途用意。OSアップデートは 7年間 の長期サポートが約束されており、同価格帯ならではの“全部入り”仕様となっています。
まずは韓国から、グローバル展開は2026年へ
Galaxy Z TriFoldは韓国で12月12日に発売され、その後2026年Q1(1〜3月)に米国でも販売が始まる予定です。
三つ折り端末という新カテゴリを切り拓く存在だけに、価格は折り紙つきの“ハイエンド中のハイエンド”。日本発売は未定ですが、このクラスの端末が36万円前後で登場した場合、Foldシリーズとは違った新しい選択肢として注目されることになりそうです。
