Googleが提供する写真・動画管理アプリ「Googleフォト」に、新たな動画編集用テキスト機能が追加される可能性が浮上しました。APK解析から、InstagramのストーリーズやReelsに似たスタイルで、より自由にテキストを動画に追加できる機能がテストされていることがわかりました。
多彩なフォントと色、配置が選択可能に

今回のテストでは、Googleフォトのバージョン7.49で、動画上にテキストを重ねる際の自由度が大幅に向上しています。従来は単一フォントで配置も固定というシンプルな仕様でしたが、新しい機能ではフォントスタイル、文字色、配置などを細かく調整可能です。フォントの多くはInstagramのものに近いデザインですが、名称や微妙な見た目は独自のものになっています。
また、文字色も従来の基本7色から、数十種類の微妙な色合いを選べるようになり、テキスト背景にハイライトを付けるオプションも追加されました。これにより、動画内のテキスト表現がより豊かになり、クリエイティブな編集が可能となります。ただし、Instagramのような自動色補正やカラーブロッター機能はまだ確認されていません。
新動画エディタの一環として
これらの改良は、Googleフォトの新しい動画エディタ機能の一部として試験導入されている模様です。現時点では一部ユーザーのみが体験できる段階で、一般提供はまだ行われていません。Googleは今後、より広いユーザー層に向けてこれらの機能を展開する予定です。
動画編集アプリでのテキスト機能は、これまでInstagramや他のMeta系アプリが真似するケースが多く見られましたが、今回は珍しくGoogleがMetaアプリのスタイルを取り入れる形となっています。今後、Googleフォトがどの程度クリエイティブな編集体験を提供できるか注目されます。
動画に文字を重ねて表現の幅を広げたいユーザーにとって、新しいテキスト編集機能は大きな魅力となりそうです。