米国防総省がPixelスマートフォンを正式採用 セキュリティ性能が高評価

Googleの最新Pixelシリーズが、米国の政府機関および軍で正式に使用可能なデバイスとして承認されました。これによりPixelは、政府調達対象の製品リスト「Department of Defense Information Network Approved Products List(DoDIN APL)」に加わり、同社にとって大きな節目となります。

政府調達リストに追加されたPixel

Googleによると、Pixel 9シリーズを含む複数のPixel端末がDoDIN APLに認定され、今後は連邦機関や軍で正式に購入・運用が可能になります。Googleはこれを「セキュリティと先進技術の両立を評価された重要なマイルストーン」と位置付けており、Pixelが「最高レベルのセキュリティ基準を満たすことを証明した」と強調しています。

軍事用途でも信頼されるセキュリティ性能

第三者機関のレポートによれば、Pixel 9シリーズは「最も高く評価されたセキュリティ機能」を備えたスマートフォンとされており、遠隔地でも安全な通信とデータ共有が可能と評価されています。Googleは、Pixelとクラウド技術の組み合わせにより「現場でのデータ収集と安全な送信、データ標準化を効率的に進められる」と述べています。

実際に、軍のエネルギー関連機関では、燃料検査や監査データのデジタル化を進めるため、PixelとGoogleクラウドを導入する計画も進行中です。従来は手作業で管理されていたデータをリアルタイムで共有できるようになる見込みです。

AI機能と長期サポートも魅力

Pixel 9シリーズには、AIアシスタント「Gemini」をはじめ、「Summarize」「Live Translate」「Circle to Search」といったAI機能が搭載されています。文章の要約からリアルタイム翻訳、画面上の画像や動画の検索まで、操作性と効率を高める機能が揃っています。

さらに、Tensor G4セキュリティコアとTitan M2チップによる多層防御構造を採用し、指紋認証や顔認証などの生体認証にも対応。7年間のOS・セキュリティアップデート保証も含まれ、長期的な運用に適した仕様となっています。

Pixelはこれまで一般ユーザー向けのスマートフォンという印象が強かったものの、今回の採用により「政府・軍事利用にも耐えうるセキュリティ端末」としての地位を確立しつつあります。Googleにとっても、信頼性の象徴となる重要な一歩と言えるでしょう。

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