「新型iPad miniは確実に登場」と明言 ― Bloomberg記者が廉価版の導入も示唆

Apple関連の信頼性高い情報源として知られるBloombergのマーク・ガーマン氏が、自身のニュースレター「Power On」で新型iPad miniについて語り、その発売を“確実”と断言しました。同時に、価格面での課題を指摘し、廉価版モデルの追加を提案しています。

小型ながら高額な“プレミアムiPad”という課題

ガーマン氏は、iPad miniが抱える最大の問題として「サイズの割に高価である点」を挙げています。現在のiPad miniはA17 Proチップを搭載し、Apple Intelligenceにも対応するなど、性能面ではハイエンドモデルに近い構成です。その一方で、価格帯は同サイズのAndroidタブレットを大きく上回っており、ユーザーにとっては手を出しづらい存在になっていると指摘しています。

Appleがこうした価格設定を維持している理由について、ガーマン氏は「iPad miniを“プレミアム製品”として位置づけているため」と説明。コストを下げる方向ではなく、高性能を維持したままのアップグレード路線が続く見込みです。

次期モデルはA19 Pro搭載、デザインは現行踏襲か

次期iPad miniは、現行モデルとほぼ同じデザインを継承しながら、チップをA19 Proへ刷新するとされています。これによりパフォーマンスがさらに向上する一方で、価格が下がる可能性は低いと見られています。

また、2027年にはiPad miniにもOLEDディスプレイが採用されるとの見通しもあり、むしろ価格上昇の要因になる可能性が高いとしています。

廉価版iPad miniの登場は? 実現のハードルは高め

ガーマン氏は、かつてのiPod touchの後継的な位置づけとして、低価格のiPad miniをAppleが検討すべきだと提案。ただし、iPad miniの市場規模が大きくない現状を踏まえると、Appleがさらにラインナップを細分化する可能性は低いと述べています。

仮にOLEDモデル登場時に現行の液晶版を併売するような形になれば、“廉価版mini”が実現する余地はあるかもしれません。しかし現時点では、Appleがその方向へ動く兆候は見られず、あくまで「プレミアムな小型iPad」という立ち位置が続きそうです。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
iPhone
スポンサーリンク
Sumahodigestをフォローする
スポンサーリンク