
ソニーの最新フラッグシップモデル「Xperia 1 VII」に関して、海外版モデルでも日本向けSIMフリーモデルのファームウェアを導入することで、日本独自の機能が利用可能になるという情報が、XDA Developersのフォーラムで注目を集めています。
日本版ファームウェア導入でFeliCaとデュアルSIMが有効に
フォーラム上の報告によると、海外向けのXperia 1 VII(型番:XQ-FS54/XQ-FS72)に、国内SIMフリーモデル(XQ-FS44)向けの公式ファームウェアをインストールすることで、以下の機能が使用可能になるとされています。
- おサイフケータイ(FeliCa)機能に対応
- 物理SIM+eSIMによるデュアルSIM運用が可能
通常、日本国内向けに販売されるFeliCa対応スマートフォンは、海外モデルとは異なり、FeliCa専用チップを搭載するなどハードウェアレベルでの違いがあるのが一般的です。しかし、今回のXperia 1 VIIについては、海外版にもFeliCaチップが搭載されているとみられ、ファームウェアの違いによって機能が制限されていた可能性が示唆されています。
Xperia 1 VII限定の特殊なケース
投稿者によると、こうした対応が確認されているのはXperia 1 VIIのみであり、他のXperiaシリーズでは同様の手法を用いてもFeliCa機能は利用できないとのことです。つまり、従来モデルの海外版Xperiaには、そもそもFeliCaチップ自体が搭載されていないと考えられます。
技適未取得のまま使用するリスクに注意
注意点として、海外版Xperia 1 VIIは日本の技適認証を取得していません。たとえ日本向けファームウェアを導入した場合でも、技適未取得端末での国内利用は電波法に抵触する可能性があるため、使用には十分な注意が必要です。
非公式な「改造」である点も理解を
今回紹介されている手法は、メーカーが正式に案内しているものではなく、あくまで非公式なファームウェア変更、いわゆる「改造」に該当します。そのため、想定外の動作不良や故障、最悪の場合は端末が起動しなくなるなどのトラブルにつながる可能性も否定できません。メーカー保証やサポートの対象外となる点にも留意する必要があります。
海外版Xperia 1 VIIの潜在的なハードウェア仕様が明らかになった点は興味深いものの、実際に試すかどうかは、法的・技術的リスクを十分理解したうえで慎重に判断することが求められそうです。


