Oppo Find X9 Proの挑戦:1,000ドルのスマホは11,000ドルカメラに迫れるか?

スマートフォンメーカーは「ポケットに入るプロ並みカメラ」を売り文句にすることが多いですが、Oppoはその一歩先を行こうとしています。10月16日の中国発売を前に、同社は新型フラッグシップ「Find X9 Pro」と、プロ仕様カメラの代表格である11,000ドルの「Hasselblad X2D II 100C」を直接比較する試みを公開しました。

実力を見せるサンプル写真

Hasselblad X2D IIで撮影されたとされる画像
OPPO Find X9 Proで撮影されたとされる画像

OppoのFindシリーズマネージャー、Zhou Yibao氏はWeiboで両者の写真を並べて紹介しました。右側に表示されているFind X9 Proのサンプルは、カラーやシャープネスの面で驚くほどHasselbladに近づいており、Oppo独自の画像処理技術の効果がよく分かります。ただし、巨大な3.76µmピクセルを持つHasselbladに比べ、スマホの0.5µmピクセルではダイナミックレンジや自然な奥行き表現でわずかに及びません。

200MPセンサーを核にしたカメラシステム

Find X9 Proのカメラの主役は、望遠レンズ用の200MP ISOCELL HP5センサーです。従来の高画素センサーが12MPに統合していたのに対し、このセンサーは十分な光量がある場合、フル200MP(または50MP)での撮影が可能だとされています。

リーク情報によると、カメラ構成は50MPのOIS搭載メインカメラ(Sony LYT-828)、50MPの超広角、そして200MPのペリスコープ望遠(光学3.5倍、最大120倍ハイブリッドズーム対応)で構成されます。さらにHasselblad独自のXPANモードや新しい三重露出テクニックもサポート。オプションで70mmから220mmまで伸ばせるテレコンバーターキットも用意されるそうです。

スペック面も妥協なし

カメラだけでなく、基本スペックも非常に高い水準です。Find X9 ProはMediaTekの最新チップ「Dimensity 9500」を搭載し、7,500mAhの大容量バッテリーを備えています。充電は有線80W、無線50Wに対応。ディスプレイは6.78インチLTPO OLEDで、解像度は1.5K、リフレッシュレートは120Hz。厚さ8.25mm、重さ224gと比較的スリムな設計も特徴です。

プロ向けではないが大胆な挑戦

価格は約1,000ドルと、プロカメラに置き換わるものではありません。しかし、旅行者やクリエイターが大きなカメラを持ち歩かずに高品質な写真を撮りたい場合、Oppoの最新フラッグシップはこれまでにない大胆な選択肢になりそうです。スマホカメラの限界に挑戦する一台として、今後の評価が注目されます。

ソース

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Oppo
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