Xiaomi、グローバル版「HyperOS 3」を正式発表 ― 新機能と配信スケジュールが公開

Xiaomiは現地時間9月24日、最新の独自OS「HyperOS 3」のグローバル版を正式に発表しました。中国で先行公開されたのは8月28日で、今回ついに世界中のユーザーにも展開されることになります。新しいOSはデザインの刷新に加え、AI機能やクロスデバイス連携を大幅に強化し、より直感的で快適な体験を提供するものとなっています。

新しいUIと「Hyper Island」

HyperOS 3では、アイコンやバッテリー・信号表示が洗練され、全体的にモダンな印象へと進化しました。注目の新機能「Hyper Island」もグローバルで初登場し、通知や進行中のタスクを動的に管理できるインタラクティブな仕組みを備えています。

30%の最適化と多彩なAI機能

パフォーマンス面では、従来比30%の最適化を実現。アプリの起動や操作感がさらに軽快になり、日常の使い勝手が大きく向上します。
さらにAI活用が大きな柱となっており、以下のような機能が加わりました。

  • アイデアを素早く記録できる「AIノート作成」
  • 画像や被写体を説明してくれる「AIディスクリプション」
  • 多言語対応の「AI音声翻訳」
  • 高精度な「AIノイズ除去」
  • 端末内を横断的に検索できる「AIサーチ」

ギャラリー機能にもAIが導入され、写真の内容で検索できるほか、動的な壁紙を生成できる「AIダイナミック壁紙」もグローバル展開されます。

デバイス連携をさらに拡張

HyperOS 3では、スマートフォン同士を近づけるだけでファイルを転送できる「近接シェア」に対応。加えて、通話やSMSの転送機能、そしてPCとの画面共有も可能になりました。特にMacBookとの連携は、異なるエコシステム間の壁を越えるものとして注目されています。

配信スケジュール

XiaomiはHyperOS 3の配信時期も明らかにしました。アップデートは3段階で進められる予定です。

  • 第1フェーズ(2025年10月~11月)
    Xiaomi 15T Pro、Xiaomi Pad Mini、Xiaomi Watch S4(41mm)など
  • 第2フェーズ(2025年11月~12月)
    Xiaomi 14 Ultra、POCO F6 Pro、複数のRedmiモデルなど
  • 第3フェーズ(2025年12月~2026年3月)
    Xiaomi 13 Ultra、Redmi Note 14 5G、POCO Pad 5Gなど

今後の展望

Xiaomiは、デザインの刷新からAIの積極活用、そしてクロスデバイスの垣根を越える連携まで、HyperOS 3でエコシステム全体を新たなステージへと引き上げました。今後のアップデート対象端末が広範囲にわたることもあり、多くのユーザーが新しい体験を享受できるタイミングはそう遠くなさそうです。

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