
Nothingは「Nothing Phone (3)」向けに9月として2度目となるアップデートを配信開始しました。今回のビルド番号はNothing OS V3.5-250911-2112で、約280MBの容量となっています。すでに段階的なロールアウトが始まっており、すぐに届かない場合もありますが、通知が来ない場合は「設定 > システムアップデート > アップデートを確認」から手動チェックも可能です。
カメラ機能の改善
今回のアップデートではカメラ機能が大幅に強化されています。露出スライダーの操作がより滑らかで正確になったほか、特定のシーンで発生していた不自然な色かぶりが解消され、より自然でバランスの取れた色合いが再現されるようになりました。
さらにAI SuperRes Zoomのアルゴリズムが改良され、テキストのシャープさが向上。動画撮影ではコントラストが改善され、白っぽさが軽減されて鮮やかな映像を撮影できるようになっています。また、アクションモードのノイズ低減や、サードパーティ製アプリ利用時のカメラ画質の向上も含まれています。
システム最適化と不具合修正
カメラ以外にも複数の改善が行われています。Always-on Glyph Toysのマルチユーザーモードでの表示最適化や、通知ルール設定時に発生していた連絡先アイコンの重複問題が修正されました。加えて、通知の生成モードでの触覚フィードバックの不具合や、一部言語(アラビア語)での表示ずれも解消されています。
Bluetooth機器録音UIの改善や、バッテリー消費の最適化、発熱の軽減、Wi-Fi接続の安定性向上など、システム全体の使い勝手も底上げされています。
今回のアップデートの意義
Nothing Phone (3)は発売以降、継続的なアップデートで改善が重ねられています。特に今回はカメラの使い勝手と画質に大きく手が加えられただけでなく、バッテリー効率や発熱対策、接続安定性といった日常的に影響する部分も強化されています。ユーザー体験をさらに快適にする重要なアップデートといえるでしょう。