iPhone 17シリーズのA19チップ、ベンチマークに登場も性能向上はイマイチ

アップルが9月9日に発表した新型「iPhone 17」シリーズ。その直後、搭載されるA19およびA19 ProチップとされるベンチマークスコアがGeekbench上に登場し、注目を集めています。

A19 Proは10%前後の性能向上

リーク情報によると、iPhone 17 Pro Maxに搭載されたA19 Proはシングルコアで3,781点、マルチコアで9,679点を記録。前世代のiPhone 16 Pro Maxに搭載されたA18 Pro(シングル3,479点/マルチ8,568点)と比較して、およそ10%の性能向上となっています。

一方、標準モデルのiPhone 17に搭載されるA19はシングルコア3,608点、マルチコア8,810点とされ、こちらも前世代比で7%ほどの伸びに留まっています。

省電力とAI処理を重視した設計

この控えめな伸びは、以前から報じられていた通り、AppleがTSMCの3nm「N3P」プロセスを活用し、CPU性能よりも効率性やAI処理の強化を優先した結果とみられます。

Proモデルでは「ベイパーチャンバー冷却」が導入され、長時間の高負荷にも対応できる仕様になっていますが、iPhone 17無印や新たに登場したiPhone Airには搭載されていません。

実機レビュー待ちだが方向性は明確

今回のスコアはまだ初期段階のものであり、信憑性が完全に保証されているわけではありません。今後、実機レビューでより正確な数値が明らかになっていく見込みです。

それでも、今年のAppleシリコンの方向性はすでに見えてきました。派手なCPU性能の伸びではなく、省エネ性、発熱管理、そしてNeural EngineによるAI体験の進化。これらが日常的な使い勝手やバッテリー持ちにどのような形で反映されるのか、大きな注目を集めそうです。

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