Pixel 10で「911」発信に不具合報告、緊急通報がつながらないケースも

一部ユーザーから深刻な声

Googleの最新スマートフォン「Pixel 10」シリーズで、アメリカの緊急通報番号「911」に発信できない不具合が報告されています。通常の不具合なら笑い話で済むこともありますが、命に関わる可能性のある問題だけにユーザーの間で大きな不安を呼んでいます。

実際の症状は「雑音のみ」

あるユーザーはPixel 10 Pro XLから911に発信したところ、オペレーターにつながる代わりに「電子音や雑音が混ざり、人の声らしきものがかすかに聞こえるだけ」という状況に。さらに4回かけ直しても同じ症状が続き、最終的には手元のPixel 7で通話してようやくつながったと報告しています。なお、緊急サービス側から折り返しの着信はPixel 10でも問題なく受けられたとのことです。

過去にも起きていた「緊急通報バグ」

今回の事象はPixel 10に限定されるのか、あるいは特定の通信環境(Google Fiなど)で起きているのかは現時点では不明です。ただ、別のPixel 10ユーザーからも同様の報告が寄せられており、完全に孤立したケースではない可能性があります。
なお、Pixelシリーズで緊急通報関連の不具合が指摘されるのは初めてではありません。2022年にも一部ユーザーが911へ発信できない問題を経験しており、その際はGoogleが修正アップデートを配信しました。また、過去にはMicrosoft Teamsアプリの不具合が原因で、Androidスマホからの緊急通報が妨げられる事例もありました。

日本国内での影響は?

今回の報告はいずれも米国のユーザーによるもので、日本国内で「110」や「119」などの緊急番号への発信に同様の不具合が発生したという情報は、今のところ確認されていません。したがって、日本のユーザーが直ちに心配する必要はなさそうです。

信頼性が問われるPixelの通話機能

Pixel 10は衛星通信を利用した緊急通報機能をサポートするなど、万一の事態に備えた機能が売りの一つとなっています。それだけに、通常の緊急通報が使えないというのは看過できない問題です。Googleによる正式な調査と早急な対応が求められるところです。

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PixelPixel 10シリーズ不具合・バグ
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