
グローバル版「Redmi Note 15 Pro Plus」の詳細が、発売前にも関わらず小売店の掲載によって一気に明らかになりました。スペックから販売価格、さらには複数の実機画像まで揃っており、中国版からの違いも見えてきています。
多数の画像とともに3色展開が判明
今回情報を掲載したのは小売店 Sparkandy。
同店はグローバル版として ブラック/グレイシャーブルー/モカブラウン の3色、さらに 256GB/512GB ストレージ の2構成をラインナップするとしています。

また前日には、同じくグローバル向けのRedmi Note 15シリーズ3機種に関する初期情報が流出しており、今回の掲載内容と整合する部分も多いようです。
ディスプレイとチップセットは中国版を踏襲
Redmi Note 15 Pro Plus(グローバル版)は、中国版と同じ 6.83インチ/120Hz駆動のAMOLEDディスプレイ を採用。解像度は 2772×1280、最大輝度は 3200ニト とされ、上位モデル級のスペックをそのまま持ち込みます。
SoC も中国版と同様に Snapdragon 7s Gen 4 を搭載。ただし、メモリは最大 12GB RAM に限定される点がグローバル版の特徴です。
カメラは前世代と新世代の“ミックス構成”
カメラ構成は興味深い変更が行われています。
- 背面:200MP(広角)+8MP(超広角)+2MP(補助)
→ Redmi Note 14 Pro Plus と同じ構成が継続 - 前面:32MP
→ 中国版 Redmi Note 15 Pro Plus と同じ仕様
前後とも、シリーズ内の世代をまたいで選ばれたパーツ構成となっており、コストと性能のバランスを取った“混成仕様”といえます。
バッテリーは中国版より小型化も、前世代からは大幅増量
グローバル版では 6500mAh バッテリー を搭載。
中国版の 7000mAh からは減少するものの、グローバル版 Redmi Note 14 Pro Plus(5110mAh)と比べると +1390mAh の大幅増量となります。
充電仕様は 100W急速充電 に対応。ただし前世代のグローバル版(120W)よりは低下しており、27%大きくなったバッテリー容量と合わせ、実際の満充電までの時間は短くはならない見込みです。
また、今回 Sparkandy によって 同梱充電器の廃止 が確認されました。
価格は499ユーロから、512GB版は529ユーロ
ヨーロッパ向けの販売価格は以下の通りとされています。
- 256GB モデル:499ユーロ(予価)
- 512GB モデル:529ユーロ
シリーズ全体としては、前日流出した他の2機種の情報と合わせ、グローバル市場に向けた最終調整が進んでいる段階と見られます。
グローバル版 Redmi Note 15 Pro Plus は、中国版との違いを織り交ぜつつ、ディスプレイやチップ、カメラ性能など多くのポイントで前世代を上回る内容に仕上げられています。特に6500mAhバッテリーは中級機としては最大級の容量で、実使用のスタミナ改善が期待されます。正式発表は間近とみられ、各国での発売日や最終的な価格設定にも注目が集まりそうです。

