
OPPOが開発中とされる次期フラッグシップ「Find X9」シリーズについて、新たな情報が相次いで登場しています。Geekbenchのデータベースや輸出入情報、さらにインドネシアの認証機関TKDNに未発表モデルが登録され、その詳細が少しずつ明らかになってきました。
Find X9シリーズは4モデル構成に?
業界関係者によれば、Find X9シリーズは「Find X9」「Find X9 Plus」「Find X9 Pro」「Find X9 Ultra」の4機種が展開される見込みです。先日にはFind X9 Proが3C認証に登場し、80W有線急速充電に対応することが確認されています。また、Find X9 Plusが実質的に前世代のFind X8の後継機になるのではないかとの見方もあり、シリーズ全体の投入タイミングは2026年前半と予想されています。
グローバル版らしきモデル「CPH2791」が登場

今回Geekbenchに登録されたのは「CPH2791」という型番の端末で、海外のリーカーによればこれがグローバル向けのFind X9無印モデルだと考えられています。シングルコアスコアは2,383、マルチコアスコアは3,365を記録。CPUは8コア構成で、最大4.21GHz駆動のプライマリコアを搭載。GPUにはMali-G715 Immortalis MC12が確認されており、MediaTekの最新ハイエンドSoC「Dimensity 9500」を採用している可能性が高いとみられます。

また、Geekbench上では16GB RAMとAndroid 16を搭載した試作機が動作していたことも判明しました。なお、ベンチマークスコアはまだ調整段階とみられ、実機ではさらに高い性能が期待できそうです。
認証情報から見えてきた仕様
輸出入データベース(NBT)からは、6.59インチのディスプレイを搭載すること、さらに16GB RAMと512GBストレージの構成が存在することが明らかになりました。これは先に出ていた「6.59インチLTPOパネル搭載」というリーク情報と一致しています。
さらにインドネシアのTKDN認証では、GSMやWCDMA、LTE(FDD・TDD)、そして5G(NSA/SA)の各バンドに対応することが確認されており、グローバル展開を意識した設計であることがうかがえます。
7,000mAh級バッテリーやペリスコープカメラの噂も
別のリークでは、Find X9シリーズのコンパクトモデルが約7,000mAhという大容量バッテリーを搭載し、50Wワイヤレス充電にも対応すると報じられています。さらに50MPのペリスコープ望遠カメラやメタルフレーム採用といった強力な仕様も噂されており、上位モデルだけでなく無印モデルも注目度が高まっています。
発表への期待
まだ正式な製品名はどの認証情報にも記載されていないものの、複数のデータが一致していることから、今回確認された「CPH2791」がFind X9のグローバル版である可能性は高いとみられます。シリーズ全体の発表は近づいていると考えられ、今後の追加情報に期待が集まります。