ソニー、Xperia 1 VIIの基板不良問題に対する再発防止策と品質向上の取り組みについて声明を発表

ソニーは、フラッグシップモデル「Xperia 1 VII」で一部ユーザーから報告されていた電源が入らない・突然再起動するなどの不具合について、原因を究明し再発防止策を導入したと発表しました。これに伴い、2025年8月27日より同機種の販売を順次再開しています。


発生していた不具合とその原因

問題が報告されていたのは、電源が落ちたり再起動が繰り返されたり、最悪の場合は起動しなくなるという事象です。ソニーによると、基板の製造工程で温度や湿度の影響を受けたことが原因で不具合が発生したと説明しています。

この対策として、基板製造における管理基準を見直し、温度や湿度を適切に制御する新しい工程を追加。これにより、環境条件の変動があっても安定した品質を確保できる体制が整えられたとしています。


品質管理体制の強化

ソニーは今回の事案を受け、以下のような品質管理体制の強化を進めています。

  • 総点検の実施
    Xperia 1 VIIの製造工程を総点検し、同様の不具合が起きる可能性のある工程や設定値を確認。今後の製造にも同様の体制を導入し、チェック体制を恒常的に強化。
  • リスク評価体制の強化
    製造段階で品質に影響を及ぼすリスクを検証・評価する新たな仕組みを構築。すでに交換対応品や現行の製品にはこの体制を適用済みで、今後のXperia製品にも順次拡大していくとしています。

交換対応と今後の取り組み

不具合が発生したXperia 1 VIIについては、2025年7月4日までに購入した一部のユーザーを対象に無償交換対応を実施中です。詳細はソニーの公式お知らせページで確認できます(通信事業者モデルは対象外)。

ソニーは「多くのお客様から厳しいご意見をいただいたことを真摯に受け止めている」とし、今後も安心して使える製品を提供できるよう全力で取り組む姿勢を示しました。

Xperiaは「好きを極めたい人々に、想像を超えたエクスペリエンスを」というブランドビジョンを掲げています。今回の一件を経て、品質と信頼性の向上に改めて注力する構えです。

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XperiaXperia 1 VII
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