
OPPOが開発を進めているとされる「F31」シリーズですが、最新情報によると中国市場向けには「A6」シリーズとして展開される見込みです。モデル構成はF31、F31 Pro、F31 Pro Plusの3機種とされており、これがそれぞれA6、A6 Pro、A6 Maxなどとして投入される可能性が高まっています。
中国市場向け「A6」シリーズの存在
中国のSNS・Weibo上でのリークによると、OPPOは「A6i 5G」「A6 5G」「A6 Pro 5G」「A6 Max 5G」といった複数のモデルを準備中とのこと。そのうち A6 5GとA6 Max 5Gは、インド向けに登場予定のF31およびF31 Pro Plusのリネーム版になると伝えられています。
すでに「A6 5G(型番PLS120)」は中国の認証機関TENAAに登場しており、さらに3C認証も取得。正式発表が近いとみられます。
A6 5Gの予想スペック
TENAAの情報から判明している主な仕様は以下の通りです。
- 6.57インチ FHD+ AMOLEDディスプレイ(画面内指紋認証対応)
- メモリ 8GB / 12GB
- ストレージ 最大512GB
- バッテリー容量 7,000mAh(80W急速充電対応)
- チップセット Dimensity 6300
- カメラ構成:フロント16MP、リア50MP+2MP
- 厚さ約8mm、重量約185g
大容量バッテリーと高速充電が特徴で、F31シリーズ同様にミドルレンジ市場で存在感を狙う構成となっています。
A6 Max 5Gの予想スペック
一方で、上位モデルとなる「A6 Max 5G(型番PLL110)」は、F31 Pro Plusをベースとする見込みです。
- 6.8インチ フラットAMOLEDディスプレイ
- Snapdragon 7 Gen 3
- 12GB RAM / 256GBストレージ
- 円形デザインのカメラモジュール
さらに、シリーズ中間に位置づけられる「F31 Pro」についてはDimensity 7300、7,000mAhバッテリー、80W充電対応、スクエアと円を組み合わせた「スクワイアクル型」カメラモジュールを搭載すると言われていますが、中国で「A6 Pro」として登場するかはまだ不明です。
F31シリーズとA6シリーズは、ほぼ同一のハードウェアを市場ごとに名称を変えて展開する戦略とみられます。インドと中国、それぞれの市場特性に合わせたブランディングですが、いずれにしても大容量バッテリーと急速充電を軸にした「長持ちスマホ」としての打ち出し方に変わりはなさそうです。