
12月に入り、サーバー・データセンター分野で注目すべき動きがありました。SK hynixが、256GB容量のDDR5 RDIMMメモリについて、Intelの最新サーバーCPU「Xeon 6」向け認証を業界で初めて取得したと発表しました。AI需要の拡大を背景に、高性能かつ大容量メモリへの関心が一段と高まる中での重要な成果となります。
32Gb DRAM採用の256GB DDR5 RDIMMが正式対応
今回認証を受けた256GB DDR5 RDIMMは、SK hynixの第5世代10nmクラス(1b)プロセスで製造された32Gb DRAMを採用した高密度サーバー向けメモリです。Intelの先進的なデータセンター検証プロセスを通過し、Xeon 6プラットフォームと組み合わせた際の信頼性、互換性、品質が公式に確認されました。

同社は2025年1月にも、16Gb DRAM(1a世代)を用いた256GB製品で認証を取得していますが、今回はより高密度な32Gb DRAMを採用した点が大きな進化となります。
推論性能向上と消費電力削減を両立
SK hynixによると、新しい256GB DDR5 RDIMMを搭載したサーバーは、従来の32Gbベース128GB製品と比べて、AI推論性能が最大16%向上します。また、16Gb DRAMを用いた従来の256GB製品と比較すると、消費電力を約18%削減できるとされています。
性能と電力効率の両立は、運用コスト削減が重要視されるデータセンターにとって大きな魅力であり、特にAIワークロードを抱える事業者からの需要拡大が見込まれます。
AI時代を支える高容量メモリへの期待
近年のAIインフラでは、単純な応答生成を超えた高度な推論処理が求められるようになり、リアルタイムで扱うデータ量が急増しています。その結果、サーバーに搭載されるメモリの容量と性能は、システム全体の処理能力を左右する重要な要素となっています。
SK hynixは今回の認証取得を通じて、次世代サーバープラットフォームへの対応力と技術力をアピールしました。今後は世界の主要データセンター事業者との連携をさらに強化し、高性能・低消費電力・大容量を兼ね備えたDDR5メモリ市場を主導していく構えです。
AI需要の拡大が続く中、今回の256GB DDR5 RDIMMは、サーバー向けメモリの新たな選択肢として、今後のインフラ構築に大きな影響を与えそうです。


