
Googleは12月の通常アップデートとは別に、Pixelシリーズ向けの追加アップデートをひっそりと配信し始めています。すでに12月のPixel Dropと月例アップデートを受け取っているにもかかわらず、今月2回目となる小規模な更新が一部ユーザーの端末に届いています。
12月の定例更新とは別に追加アップデートが到来
Pixelシリーズでは今月初めに、Android 16 QPR2を含む12月のPixel Dropと、通常のセキュリティアップデートが提供されていました。通常であれば次の更新は年明けを待つ形になりますが、今回は例外的に追加のOTAアップデートが配信されています。
このアップデートは非常に容量が小さく、内容から判断すると、特定の不具合に対処するための緊急修正、いわゆるホットフィックスである可能性が高いと見られています。
Pixel 8以降を中心に配信報告、容量は約25MB
海外のユーザー報告によると、今回のアップデートはPixel 8、Pixel 9、Pixel 10シリーズで確認されています。実際にPixel 10 Proでも配信が確認されており、OTAのサイズはおよそ25MB前後と非常に小規模です。
現時点では、Verizon回線を利用しているユーザーからの報告が多いものの、イギリスなど他地域からの配信報告もあり、特定のキャリアや地域に限定された配信ではない可能性もあります。ただし、すべてのPixelユーザーに一斉配信されている状況ではなく、段階的に展開されていると考えられます。
修正内容は未公開、影響範囲も不明
Googleはこの追加アップデートの内容について、公式なリリースノートやファクトリーイメージを公開していません。キャリア側からの詳細な更新情報も出ておらず、具体的にどの問題が修正されたのかは明らかになっていないのが現状です。
過去に行われた突発的なアップデートと同様に、重大な不具合や安定性に関わる問題への対応である可能性がありますが、Pixel 6シリーズまで対象が広がるのかどうかについても、現時点では確認されていません。
年末が近づく中で配信された今回の追加アップデートは、多くのユーザーが気づかないまま適用される可能性もあります。Pixelを利用している場合は、念のためシステムアップデートを確認しておくと安心でしょう。Googleが今後、修正内容の詳細を明らかにするのかどうかにも注目が集まりそうです。


