
CMFブランドのスマートフォン「Phone 2 Pro」に対し、Nothingより最新ソフトウェアアップデート「Nothing OS V3.2(ビルド番号:250715-1813)」の配信がスタートしました。今回のアップデートは段階的に展開されており、すべてのユーザーに届くまでには少し時間がかかる可能性があります。
システム全体の安定性が向上
今回のアップデートでは、いくつかの不具合修正とパフォーマンス改善が行われています。特定のアプリで通知が遅延する問題や、スクリーンショット撮影時にまれに発生していた表示エラーが修正されました。また、NFCが読み取れないことがある不具合も解消。Instagram上で「Inter」フォントを使用した際、ハートアイコンが正しく表示されないというフォントに起因する問題も修正されています。
こうした細かな修正を含め、システム全体の安定性と動作の滑らかさが向上しています。
ポートレート撮影の画質をさらに最適化
カメラ機能についても、複数の改善が実施されています。逆光下でのポートレート撮影時に、被写体の輪郭部分に現れる紫色のフリンジ(パープルティント)問題が解消されたほか、屋内撮影時の色味がややシアン寄りになる傾向も補正され、より自然な色再現が可能となりました。
さらに、屋外のポートレート撮影においてダークブルーのトーンが不自然に見えることがあった点についても修正されています。明るさとコントラストの調整により、屋外撮影時の視認性と鮮明さが向上しています。
アップデート時の注意点
アップデートのインストール中は、一時的に端末が発熱したり電池の消費量が増えたりする場合がありますが、これは正常な挙動であり、インストール完了後には元に戻るとのことです。
アップデートの確認やフィードバックの送信は、「設定」>「システム」>「フィードバック」から行えます。NothingはWi-Fi接続下でのアップデートを推奨しており、バッテリー残量にも十分注意して作業を進めるよう呼びかけています。
安定性と画質を求めるユーザーに朗報
今回のアップデートは、CMF Phone 2 Proの使い勝手をさらに高める内容となっています。カメラ性能の向上に加え、細かな不具合の解消や安定性の向上は、日々の使用において確実に恩恵を感じられるはずです。今後のアップデートにも引き続き注目が集まりそうです。