
Smart View使用後に画面に黒い線が表示される不具合
サムスンが提供を開始した最新ソフトウェア「One UI 7」では、多くの新機能が追加された一方で、一部のGalaxy Z Flipユーザーから「画面に黒い線が表示される」という報告が相次いでいます。主にSmart View機能の利用後に発生するこの不具合について、サムスンは7月24日、公式に認識していることを明らかにしました。
原因は「全画面モード」とSmart Viewの切断時の挙動
この問題は、Smart Viewを使用して外部デバイスと接続し、「接続先で全画面表示」を選んだ状態で端末を折りたたみ、その後Smart Viewの接続を解除した際に発生することが多いようです。表示される黒い線は一時的なもので、時間経過や操作によって自然に消えることもありますが、視覚的に気になるという声も少なくありません。
この現象は現在のところ、主にGalaxy Z Flipシリーズ(特に最新のZ Flip6)で確認されており、Galaxy Z Fold7やGalaxy S25シリーズなど、他の端末では同様の報告は出ていないようです。
サムスンが推奨する一時的な回避策
サムスンはこの問題の恒久的な修正に向けて作業を進めているとしつつ、当面の対策として設定変更による回避方法を案内しています。手順は以下のとおりです:
- 画面を上から下にスワイプしてクイック設定メニューを開く
- Smart Viewのアイコンをタップし、デバイスに接続
- 画面上に表示されるSmart Viewのフローティングボタンをタップ
- 「詳細オプション」→「設定」を選択
- 表示モードを「スマートフォンで全画面表示」に変更
この設定に変更することで、端末を折りたたんだ際に黒い線が表示されるのを防ぐことができます。
今後のアップデートで修正予定、適用方法も案内
この不具合は動作パフォーマンスには直接的な影響を与えませんが、Z Flipシリーズ特有の6.7インチAMOLEDディスプレイの魅力を損なう要因にもなり得ます。サムスンは現在、修正を含むソフトウェアアップデートの準備を進めており、提供開始後は以下の手順で適用できる予定です:
設定 > ソフトウェア更新 > ダウンロードしてインストール
なお、上記の回避策を試しても問題が解消されない場合は、サムスンのカスタマーサポートへの問い合わせも推奨されています。
Galaxy Z Flipシリーズを利用しているユーザーにとっては少々厄介な問題ですが、サムスンが早期に対応を明言していることから、近いうちにスムーズな使用感が戻ってくることが期待されます。