
ソフトウェア更新・基板交換後も残るFelica機能の問題
Xperia 1 VIIでは、発売直後から報告が相次いでいた再起動や電源落ちといった「文鎮化」に近い不具合に対し、ソニーはすでにソフトウェアアップデートや対策済み端末への交換対応を行っており、これらの問題は徐々に落ち着きを見せつつあります。
しかし、それとは別に長らく報告されているFelica/おサイフケータイ機能の不具合については、依然として未解決のままであることが分かってきました。
「反応しない」「読み取らない」――繰り返される症状
SNS上では、対策済みの端末でもSuicaやiDなどの決済機能が反応しないというユーザーの声が複数見られます。
- 「文鎮化対策端末でもおサイフは反応せず、駅で改札通れなかった」
@BSO_氏の投稿 - 「Suica使えたり使えなかったりでストレス」
@sobagu16氏の投稿 - 「読み取りエラーが頻発、決済で恥ずかしい思いをした」
@Aobabeat氏の投稿
これらの事例では、端末自体は正常に動作しているにもかかわらず、Felicaによる決済や改札通過が不安定であることが共通しています。
なお、以前見られた「おサイフ使用時に端末が再起動する」といった深刻な症状は現在報告されていないことから、一部の不具合は基板交換などにより改善している可能性もあります。
ハードではなくソフトの問題か?
この問題については、これまでの報告内容から見てもソフトウェア由来の不具合とみられており、仮にハードウェア側に原因があるとしても、基板交換では解決しない可能性が高いと考えられています。
また、同モデルの海外版ではNFC関連の不具合報告はほとんど見られず、これはFelica対応の国内版Xperia 1 VIIに特有の問題と見てよさそうです。
まとめ:機能の信頼性に課題、早期の修正が求められる
ソニーの最新フラッグシップであるXperia 1 VIIにおいて、「おサイフ」機能の安定性に不安を抱えるユーザーが少なからず存在していることが明らかとなりました。決済や交通機関の利用に関わる機能だけに、日常使用に支障をきたすケースも考えられます。
今後のソフトウェアアップデートでの早期改善が望まれます。