メイズ、新型「Meizu 22」を予告 ─ 世界最薄のホワイトベゼル採用、フロントデザインを初公開

中国のスマートフォンブランドMeizu(メイズ)は、次期フラッグシップモデル「Meizu 22」に関するティザー画像を公開し、そのフロントデザインの一部を明らかにしました。長年のこだわりが詰まったホワイトパネルの採用と、業界トップクラスの狭額縁設計が注目を集めています。

世界最薄クラスのホワイトベゼルを採用

Meizuによると、Meizu 22は上下左右すべてのベゼル幅をわずか1.2mmに抑えた、世界最薄クラスの対称ベゼルを実現することを目指しています。単なる“薄さ”の追求にとどまらず、白い前面パネルでこの極薄フレームを成立させる点が、今回の大きな技術的チャレンジとされています。

一般的に、ホワイトベゼルと極薄フレームの組み合わせは製造歩留まりが著しく低下することから、業界では避けられる傾向がありました。しかしMeizuは、「MX2」以来のブランドのアイデンティティとしてホワイト前面パネルにこだわり、今回もあえてその道を選んだとしています。

自社開発のLIPOプロセスと6層処理を採用

この薄型ホワイトベゼルを実現するため、Meizuの研究開発チームは独自の「LIPOプロセス」を開発し、さらに6層の特殊処理技術を採用したとのことです。試作段階では不良率の高さが課題となったものの、現在は量産化に向けた最終段階にあると説明しています。

また、ディスプレイの正確なサイズについてはまだ公表されていませんが、片手操作にも適したコンパクトな筐体になると見られています。

高性能チップとペリスコープ望遠カメラも搭載か

中国の通信機器認証機関「CMIIT」のデータベースには、Meizu 22と思われる「M582Q」というモデル番号が登録されており、典型容量5,500mAh(定格5,370mAh)の単セルバッテリーを搭載するとされています。

また、搭載されるチップは「Snapdragon 8 Elite Leading Version」と見られ、カメラにはペリスコープ式望遠レンズも採用される可能性が高いようです。

「Pro」や「Standard」は廃止、新たなシリーズ構成へ

Meizuは今年5月のイベントで、今後の製品戦略において画質面での大幅な刷新を図ることを発表しており、Meizu 22シリーズがその第一弾になる見通しです。さらに、「Pro」や「Standard」といった従来のバリエーション名は廃止され、Meizu 22シリーズ内で独自の製品ラインを構築する方針であることも明らかにしています。

進化へのこだわりが光るMeizu 22

極限まで削られたホワイトベゼル、独自開発による製造技術、そして高性能なハードウェア構成など、Meizu 22は単なる新型フラッグシップという枠を超え、ブランドの再定義を狙う意欲作となりそうです。正式発表が待たれるなか、今後の続報にも注目です。

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