
Google TV対応の新モデルがひっそり登場
Xiaomiは、同社として初めてGoogle TVに対応したストリーミングデバイス「Xiaomi TV Stick(第2世代)」を正式に発表しました。今月初め、公式発表前にもかかわらずAliExpress上で販売が確認されていた本製品ですが、ようやくグローバル向けに静かにローンチされました。
小型設計で4K映像・高音質にも対応
この新モデルは、HDMI端子に直挿しするスティック型の設計で、USB給電によって動作します。映像面では4K出力に対応し、Dolby VisionやHDR10+といった高画質規格をサポート。音響面でもDolby AtmosおよびDTS:Xに対応しており、コンパクトながらも家庭の大画面テレビにふさわしい再生環境を提供します。

また、チップセットは前世代比で約80%の性能向上を実現しており、Wi-Fi 6にも対応。安定したストリーミング体験が期待できます。
スペック面では物足りなさも
とはいえ、内部仕様を見ると、ストレージ容量は8GB、メモリは2GBと、最近の競合製品と比較して控えめな印象は否めません。たとえば、米ウォルマートが30ドルで販売している「Onn 4K Plus」は、より高いスペックを備えていることから、価格に対するパフォーマンスという点では厳しい評価もありそうです。
Google TV搭載という大きな進化
今回の最大の特徴は、Xiaomiとして初めてGoogle TVを正式採用したことにあります。従来のAndroid TVと比較して、Google TVはより洗練されたインターフェースと精度の高いコンテンツレコメンド機能を備えており、近年のGoogle製ストリーミングデバイスでは主流となっています。今後の機能追加もGoogle TVに集中していることから、将来的なアップデート性にも期待が持てます。