
Googleの次期スマートフォン「Pixel 10」のプロモーション動画がTikTokに流出し、製品発表前にいくつかの主要な特徴が明らかになりました。動画では、鮮やかなイエローの新色「Limoncello(リモンチェッロ)」モデルが登場し、Pixel 10の注力ポイントが紹介されています。

新機能その1:「Gemini」AIとの連携

動画の冒頭では、Googleの生成AI「Gemini」を活用するシーンが紹介されています。ユーザーのためにワークアウトプランを自動で作成する様子が映し出されており、日常生活の中で実用的なサポートが期待できます。なお、映像では旧デザインの青紫色のGeminiロゴが使われており、このことから映像が制作された時期を推測する手がかりになるかもしれません。
新機能その2:20倍ズーム対応の新型望遠カメラ

次に登場するのは、「Super Res Zoom」に対応した新しい望遠カメラです。カメラアプリのUIには、最大20倍までズームできることが明記されています。現行モデルのPixel 9では最大8倍のデジタルズーム、Pixel 9 Proでも30倍ズームまで対応しているものの、無印モデルで20倍というのは大きな進化と言えそうです。


新機能その3:高効率化された新チップ「Tensor G5」

Pixel 10には、Googleが設計した新しいチップ「Tensor G5」が搭載されることが明かされています。映像内では「Pixel史上もっとも効率的なチップ」と表現されており、パフォーマンスの高さというよりも、電力効率や発熱対策といった面での進化が強調されているようです。なお、Tensor G5はGoogle初のTSMC製チップになると見られており、その技術的な詳細にも注目が集まっています。
新機能その4:終日駆動のバッテリー持続時間

動画の最後には、Material Youデザインのロック画面とステータスバーの映像とともに、「終日使えるバッテリー持ち」という点がアピールされています。これは新チップの高効率化とも密接に関係しており、ハードとソフトの最適化によって日常使いでの持続力が大幅に向上している可能性があります。
Pixel 10の正式発表は来月と見られていますが、今回の映像から見える機能や仕様は、ベースモデルながら十分に魅力的な内容です。特にカメラ性能やバッテリー持ち、そしてTensor G5の導入は、日常の使用感を大きく左右する重要なポイントとなりそうです。今後の続報や、Googleが正式に公開する詳細情報にも注目が集まります。