
深刻な基板不良により、過去最大級のトラブルに発展
ソニーの最新フラッグシップモデル「Xperia 1 VII」で発生した再起動ループおよび文鎮化の問題は、同機種にとって前例のない規模のトラブルとなっています。原因は基板の不良とされており、ソニーは現在、該当するIMEIを持つ端末については「対策済み品への無償交換」を進めている状況です。
一連の対応により、混乱は一定の落ち着きを見せ始めているものの、一部のユーザーからは「交換だけでは不十分」として、返品や返金に応じるべきだという声も根強く上がっています。
アンケート結果:対応に満足しているユーザーはわずか2割以下
当サイトではX(旧Twitter)上で、今回のソニーの対応に対するユーザーの意見を調査しました。

質問:Xperia 1 VIIの文鎮化不具合の対応をどう思いますか?
- 対象端末の無償交換でよい:18.7%
- 対象端末の返品・返金対応もするべき:34.1%
- 全端末をリコールするべき:47.2%
(投票数:760票)
この結果からも明らかなように、「無償交換のみで十分」と答えたユーザーは全体の2割にも満たず、8割以上のユーザーが現在の対応に不満を抱いていることがわかります。
また、半数近くのユーザーが「全端末をリコールするべき」と回答しており、これはユーザーの不満の大きさを表しているとも言えそうです。
「交換だけでは不十分」―求められる柔軟な対応
さすがにリコールは極端な意見かもしれませんが、ここまで深刻な不具合が報告されている以上、ユーザーが「交換」か「返品・返金」かを選べるような柔軟な対応が求められていると言えるでしょう。
まとめ:信頼回復への鍵は、ユーザーの選択肢を広げること
ハイエンドモデルであるXperia 1 VIIは、ソニーのブランド価値を体現する製品であるはずでした。その機種でここまでの大規模な不具合が発生したことは、ユーザーの信頼を大きく揺るがす結果となっています。
今後、ソニーがどのように対応の幅を広げ、ユーザーの声に応えていくのか。その姿勢が、ブランドの信頼回復に直結することになりそうです。