
— 文鎮化後の再発報告もあった不具合、ついに改善へ?
NTTドコモは、ソニーのフラッグシップスマートフォン「Xperia 1 VII(SO-51F)」向けに、2025年7月3日より品質改善を目的としたソフトウェアアップデートの提供を開始しました。今回のアップデートでは、スリープ中に端末がまれに再起動してしまうという問題の修正が含まれています。
再起動不具合に対処か

今回改善されたとされる「スリープ中の再起動」は、一部ユーザーの間で以前から指摘されていた不具合です。特に注目すべきは、この問題がXperia 1 VIIの一部端末で発生していた“文鎮化トラブル”による本体交換後も継続していたケースがあったという点です。
当サイトでも過去に、交換後の個体で再起動が繰り返されるという報告を取り上げており、今回のアップデートでようやくこの問題が解消されるものと見られています。
アップデートは自動配信、手動でも可能
アップデートは、Wi-Fiや5G/4G(Xi)回線を通じて自動的にダウンロードされ、深夜2時から6時の間に自動でインストールが行われます。すぐにアップデートを適用したい場合は、設定画面から手動でのインストールも可能です。
手動アップデート手順:
「設定」→「システム」→「システムアップデート」→画面の案内に従って操作。
アップデートにかかる時間は約4分程度と案内されていますが、回線状況によって異なる場合があります。
ビルド番号の確認方法と最新バージョン
今回の更新により、ビルド番号は以下の通り変更されます:
- 過去のビルド番号: 71.0.A.2.22、71.0.A.2.33
- 最新のビルド番号: 71.0.A.2.43
確認方法は「設定」→「デバイス情報」→「ビルド番号」で確認可能です。最新でない場合はアップデートの実施が推奨されています。
安定運用への期待
Xperia 1 VIIは、高性能なカメラやディスプレイ性能などが注目されている一方で、発売当初より一部ユーザーからソフトウェアの安定性に関する声が挙がっていました。今回のアップデートが、それらの課題を解消する一歩となることが期待されます。
端末をより快適に使用するためにも、該当するユーザーは忘れずにアップデートを適用しておきましょう。
なお、この問題は他のキャリア版やSIMフリー版でも報告が上がっていますが、おそらく近日中に同様のアップデートで修正されると思われます。