Galaxy Z Fold 7で発売前に不具合報告、「完全に開かない」との声──新ヒンジ設計に問題か

サムスンの最新折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Fold 7」は、その軽さと薄さで話題を集めており、前モデル「Fold 6」から大きな進化を遂げた製品として注目されています。しかし、店頭展示機を試した一部ユーザーから、「端末が完全に平らに開かない」という報告が相次いでおり、ヒンジ設計に関する不安の声も広がっています。


展示機の一部で“わずかにアーチ状”との指摘

7月25日の発売を控え、すでに一部の店舗ではGalaxy Z Fold 7の展示が始まっています。そんな中、実機をチェックした複数のユーザーがSNSやRedditで「画面を開いた状態でも完全にフラットにならない」と指摘。Redditユーザー「djda9l」氏は、「店頭でFold 7を見たけど、完全には開かなかった」と投稿しています。

投稿された写真には、端末を開いてもディスプレイ中央がわずかに盛り上がっている、いわば“アーチ状”になっている様子が確認できます。


多くの来店客による反復使用が原因か

こうした現象については、展示機が多くの来店客によって何度も開閉されたことによる影響との見方もあります。Galaxy Z Fold 6のヒンジは約20万回の開閉に耐えられるとされており、Fold 7でも同等かそれ以上の耐久性が期待されています。ただし、過剰な使用や乱暴な扱いにより、展示機の一部に不具合が出ている可能性は否定できません。


「Armor FlexHinge」は本当に進化しているのか?

Fold 7に採用されているのは、より薄型・軽量になった新設計の「Armor FlexHinge(アーマーフレックスヒンジ)」。サムスンはこのヒンジについて、強度や耐久性が向上したと説明しており、内部にはアルミニウム素材も使用されています。

しかし、記者による実機レビューでは「開閉時にやや力が必要で、片手で開けづらい」と感じたとのコメントも。これはヒンジの硬さやデザインの薄さに起因する可能性があり、慣れるまでは扱いにくいと感じる人もいるかもしれません。


閉じた際の「ズレ」も報告

さらに、一部の展示機では本体を閉じたときに左右のフレームが完全に揃わず、微妙にズレて見えるという報告も上がっています。これが設計上の問題なのか、個体差によるものなのかは現時点では判断が難しい状況です。

Redditに投稿された写真では、デバイスの上部エッジがわずかに揃っておらず、購入を検討しているユーザーからは「これが製品版でも起きるのか?」といった不安の声が寄せられています。


新設計の“クセ”か、初期不良か──購入判断は慎重に

現段階では、これらの問題が一部の展示機に限られたものなのか、それともFold 7全体に関わる設計上の課題なのかははっきりしていません。ただし、もし本当にヒンジの設計に問題があるとすれば、価格が約20万円を超えるこのプレミアム端末にとっては大きなマイナス要因となりかねません。

とはいえ、今回のような軽微な“違和感”が、新しい設計に起因する一時的なものだったり、個体差による一過性のものであれば、それほど大きな懸念にはならない可能性もあります。

発売日が近づく中、購入を検討している方はレビューや実機の動作状況をよく確認し、慎重な判断をおすすめします。

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