
Googleの次世代スマートウォッチ「Pixel Watch 4」に、新たな安全機能として「呼吸異常の検知機能」が加わることが明らかになりました。従来モデルからの見た目の変化は少ないものの、中身は確実に進化を遂げています。
呼吸の異常を検知してアラート
Pixel Watchシリーズでは、すでに「緊急SOS」「衝突検出」「転倒検出」といったパーソナルセーフティ機能が利用可能でした。Pixel Watch 4では、これに加えて「衛星通信による緊急連絡」と「呼吸異常のアラート機能」が追加されます。
呼吸異常アラートは、時計に搭載された連続SpO2(血中酸素濃度)センサーによって、酸素レベルの低下をリアルタイムで検知し、必要に応じてユーザーに警告を発します。これは昨年導入された「脈拍の消失検出」機能に続く健康モニタリング強化の一環です。
修理可能なデザインに刷新
Pixel Watch 4のもう一つの注目ポイントは、「修理可能な設計」が採用されたことです。これまでのPixel Watchは、バッテリー交換や画面割れに対して本体まるごとの交換が必要で、ユーザーからの不満や環境負荷が指摘されてきました。Pixel Watch 4では、こうした問題に応えるかたちで、個別パーツの交換が可能になります。
この改善により、長期使用や環境への配慮という点でも大きな前進と言えます。
価格は据え置きの見込み
Googleは、Pixel Watch 4を8月20日に開催される「Made by Google」イベントで正式発表すると発表しました。同時に、Pixel 10、Pixel 10 Pro、Pixel 10 Pro XL、Pixel 10 Pro Fold、さらにPixel Buds 2aの登場も期待されています。
現時点ではPixel Watch 4の価格は前モデルと同じ349ドルからと予想されており、Galaxy Watch 8やOnePlus Watch 3シリーズとの競争力も維持されそうです。