新説:新型Xperiaは「リキッド」ではなく「フレネル」レンズを搭載か-特許資料がヒント?

10月26日にソニーが発表する新型Xperia。
XQ-BE72という型番の存在も確認されており、そのフォーマットから新型のスマートフォンとなることはほぼ確実といって良いでしょう。

一方、この謎の「Xperia新製品」に関しては発表予告にカメラレンズのようなが画像も掲載されており、これについては液体(リキッド)レンズを搭載する可能性が指摘されている、とお伝えしました。

しかし今回、その可能性を否定。この新型Xperiaに搭載されるレンズは別のタイプのものになるという新情報がでてきました。

新型Xperiaは「リキッド」ではなく「フレネル」レンズを搭載?

Reddit上のユーザーが投稿していたもので、これによるとこの未発表Xperiaに採用されるのはリキッドレンズではなくソニーが昨年特許を取得したフレネルレンズになる、とのこと。

フレネルレンズとは?

フレネルレンズとは、英語で”Fresnel Lens”と書き、球面レンズや非球面レンズを同心円状に分割して、レンズとしての厚みを減らしたノコギリ状の断面を持つレンズ

超精密・ナノ加工センター.comより
画像:Edmund

要は フレネルレンズでは従来の球面の頂上部分が無くなるため、レンズを薄型にすることが可能ということ。
これは確かに「カメラの出っ張り」が一つの課題となっている現在のスマートフォンデザインの問題解決の一つと言えそうです。

一方、フレネルレンズではこぎり状の断面が原因で同心円状の線、つまりフレアが入ってしまう欠点があるようで、ソニーが特許を取得した技術はフレネルレンズにおけるフレアを抑えるためのものの模様。(どういった理屈でフレアを抑えるのかは私には理解不能)

米国特許商標庁 (USPTO)で発見されたソニーのフレネルレンズに関する特許資料より

ただ、発表予告の画像ではこれがレンズだと仮定してもやはりレンズの中心部が盛り上がっているように見えるだけで「ギザギザ」になっているようには見えません。

となると、このフレネルレンズもちょっと違うような気もします。

一方で、このリキッドレンズ技術はまだ「未完成」な部分が大きく、ソニーがカメラにおいて未完成の技術を採用する可能性は低い、という指摘も。
これについては「確かに」と納得する部分もあります。

うーん、謎は深まるばかりですが、リキッドレンズでもフレネルレンズでもなく(←個人的にはこれが一番濃厚でただの非球面レンズの気も・・・)、また、カメラレンズも無関係の何か、という可能性もあるのでしょうか。

Xperia Pro II/Xperia 1 III Proは30W充電対応、3C認証通過

ちなみに本件とは直接は無関係ですが、先の型番、XQ-BE72は中国の製品安全強制認証制度、3Cの通貨も確認された模様です。

ここにはXperia 1 IIIやXperia 5 III同様に充電が最大出力は30Wに対応することが記載されており、この点からもこのモデルがフラッグシップクラスのハイエンドモデルであることが分かります。

ソース:Reddit

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