Xperia 1 VIIの「突然死」不具合、発生率は7.5%程度か──欧州販売店からの証言

ソニーモバイルのフラッグシップモデル「Xperia 1 VII」で発生している電源が入らなくなる、いわゆる“文鎮化”や再起動ループの問題について、当サイトでは初期の報告段階から継続的に取り上げてきました。先日には、日本国内にとどまらず、海外でも販売停止に踏み切ったという情報もお伝えしています。

そして今回、この不具合が実際にどの程度の頻度で発生しているのかについて、興味深い証言がReddit上に投稿され注目を集めています。

欧州販売店での報告事例──3/40台が「文鎮化」?

欧州のあるオンライン小売店で働いている友人によると、この店ではすで約40台、このモデルが公式チャンネルで販売されていない国・地域のカスタマーに販売したとのこと。そしてそのうちの3件から電源が入らなくなるという不具合の報告を受けているとのことです。
この機種が公式リリースされている国・地域では公式なソニーのカスタマーサービスに問い合わせが言っていると思うので、正確な不具合発生率はソニーにしか分かりませんが、3/40の購入者が不具合に遭遇しているというのはかなり多いような気がします。

Redditに投稿された情報によると、ある欧州のオンライン小売店に勤務している人物の友人が、「Xperia 1 VIIを約40台販売したうち、3台から“電源が入らない”という重大な不具合の報告が寄せられた」と証言しています。

興味深いのは、この販売先の多くがXperia 1 VIIが公式に販売されていない国や地域だったという点です。つまり、ソニーの正規のサポート体制が整っていないエリアへの販売であったことから、ユーザーは直接メーカーではなく販売店に不具合を報告しているようです。

この「3件/40台」という数字をそのまま発生率に換算すると、文鎮化の報告は7.5%にのぼります。

「まれに発生」では済まされない可能性も

メーカーが不具合を公にする際、「まれに発生する」という表現を用いるのは一般的ですが、仮に7.5%という数字が事実であれば、その「まれ」の範囲を大きく超えている可能性もあります。

もちろん、この数値は一つの販売店における限定的なサンプルであり、全体の正確なデータはソニー本体が把握しているはずです。ただし、こうした数字がユーザーの不安を高めていることは間違いありません。

ソニーは原因を調査中、早急な対応が望まれる

現時点では、ソニーがこの問題の原因を調査中であるとの情報も一部で伝えられています。しかし、ハイエンドモデルとして高額で販売されているXperia 1 VIIにおいて、起動不能に陥るリスクが存在するというのは、製品価値や信頼性に関わる深刻な問題です。

ソニーには、ユーザーへの丁寧な説明と、根本的な原因解明、そして早急な対策の提示が強く求められます。今後の公式発表に注目が集まります。

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XperiaXperia 1 VII不具合・バグ
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