
Googleは来週にもPixelシリーズ向けに2025年7月の月例アップデートを配信すると見られており、Verizonの公式ログによってその内容が一部明らかになりました。
Verizonが一足早く変更点を公開
米Verizonは、Pixel 6aからPixel 9 Pro Foldにかけてのアップデート内容を公式に先出しで公開しました(なぜかPixel 6および6 Proは対象外)。アップデートの配信日は7月2日と記載されていましたが、Google側からの配信は7月3日朝時点ではまだ確認されていません。
Pixel 6aユーザー向けに送られた案内メールによれば、今回のアップデートは**7月8日(火)から段階的に配信される見通しです。Googleは以前のように月初の月曜日にはこだわっておらず、特にアメリカの独立記念日(7月4日)**が週末にかかる年は配信が数日遅れる傾向にあります。
アップデート内容は2点の改善
Verizonの公開した変更ログによると、今回のアップデートでは以下の2点が改善されるとのことです。
- ディスプレイとグラフィック:Android Autoをはじめとする一部アプリでの表示やアニメーションの滑らかさを向上
- Wi-Fi:特定条件下でのWi-Fi接続の安定性およびパフォーマンスの改善
ビルド番号は「BP2A.250705.008」とされており、セキュリティパッチレベルは「2025年6月」と記載されていますが、これは誤記の可能性があります。
Android 16の最初の小規模アップデート
今回のアップデートは、Android 16リリース後初めてのマイナーパッチにあたります。次回は8月にもう一度小規模アップデートがあり、その後には**Material Youの新デザイン(Material 3 Expressive)**を含むQPR1(四半期プラットフォームリリース第1弾)が控えています。
なお、Pixel Watch向けのアップデートは今回は提供されない見込みです。次の更新は9月を予定しており、ただし緊急のWear OS関連バグが確認されれば早まる可能性もあります。
Pixelシリーズのユーザーは、7月8日以降に設定メニューからアップデートの確認を行ってみるとよいでしょう。今後のQPR1に向けた基盤固めとなる今回の更新、安定性や操作性の改善を実感できるかもしれません。