Nothing Phone (3)は象徴的な「Glyphライト」廃止でデザイン刷新の可能性

ユニークな発光デザインで注目を集めてきたNothingのスマートフォンシリーズに、大きな変化が訪れるかもしれません。7月の発表が噂される「Phone (3)」について、同社からの意味深なティーザーにより、あの象徴的な「Glyphインターフェース」が姿を消す可能性が浮上しています。


背面ライト「Glyph」廃止を示唆?

Nothingが公開した最新のティーザーでは、「何かを終わらせる」という趣旨の曖昧なメッセージが含まれており、それがGlyphインターフェースの終了を意味しているのではないかと話題になっています。

Glyphインターフェースとは、背面に配置されたLEDライトが着信や通知を光で知らせてくれる仕組みで、パターンのカスタマイズやサウンドとの連動も可能という、Nothing製品の代名詞とも言える存在でした。視覚的な通知体験を提供するこの仕組みは、特にテックファンから高い支持を得てきましたが、Phone (3)ではこのアイコニックな機能が廃止される可能性が高まっています。


ミニマル路線か、それとも新たな仕掛けか?

では、Glyphに代わる新要素は用意されているのでしょうか? 現時点では詳細は伏せられていますが、Nothingがより洗練されたミニマルなデザインに舵を切る可能性があるとも言われています。一方で、同社はこれまでも独自の体験を提供することで注目を集めてきただけに、まったく新しいインターフェースやギミックを準備している可能性も否定できません。


Snapdragon 8 Elite搭載で初の本格フラッグシップに

Nothing Phone (3)は、シリーズ初の本格フラッグシップモデルになる見込みです。搭載されるチップセットは、クアルコムの最新ハイエンドSoC「Snapdragon 8 Elite」とされており、パフォーマンス面でも大幅な進化が期待できます。

カメラも刷新されるようで、新しいメインセンサーのほか、望遠ズーム性能を強化するペリスコープ型レンズの採用も噂されています。さらに、バッテリー容量は5,000mAhを超える可能性があり、長時間駆動にも期待が持てそうです。


価格は大幅アップ 狙うはiPhoneやGalaxyと同じ土俵

高性能化にともない、価格も上昇する見通しです。Nothingの共同創業者カール・ペイ氏はすでに「Phone (3)はこれまでより高くなる」と明言しており、英国での価格はおよそ800ポンド(約13万円)になるとの情報もあります。前モデルのPhone (2)が580ポンドからだったことを考えると、これは大きな価格差です。

この価格帯は、AppleのiPhone 16やSamsungのGalaxy S25といった、いわゆる王道フラッグシップモデルと真っ向勝負する位置付けとも言えるでしょう。そのため、Glyphのような遊び心ある要素よりも、より一般受けするデザインと機能性を優先する方針に転換しているのかもしれません。


Nothing Phone (3)がGlyphを捨てるとすれば、それは単なる機能の削除ではなく、ブランドの方向性そのものを見直す決断とも取れます。これまでの大胆なデザインに惹かれていたファンにとっては寂しいニュースかもしれませんが、その一方で、Nothingが次にどんな「驚き」を見せてくれるのか、期待せずにはいられません。

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Nothing/CMF Phone
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