Nothing Phone (3)は11万4,000円に?ハイエンド路線へ本格シフトか──新型ヘッドホンの情報も

新興スマートフォンブランド「Nothing」が、ついに本格フラッグシップ市場に参入するようです。信頼性の高いリーカーによると、次期モデル「Nothing Phone (3)」の価格は799ドル(約11万4,000円)に設定される見込みで、同時期に発表されると噂されるオーバーイヤー型ヘッドホン「Nothing Headphone (1)」も299ドル(約4万2,700円)という強気な価格がつくようです。

Nothing Phone (3)は“真のフラッグシップ”に?

この情報を明かしたのは、テック業界で実績のあるリーカー「@MysteryLupin」氏。彼によると、Nothing Phone (3)はRAM 12GB/ストレージ256GBモデルが799ドル(約11万4,000円)、上位モデルの16GB/512GB構成では899ドル(約12万8,000円)になるとのことです。

Nothingといえば、デザイン性の高い製品を手頃な価格で提供してきたことで知られています。前モデルのPhone (2)は、1世代前のチップを採用しつつも米国では599ドル(約8万5,600円)という価格で登場し、コストパフォーマンスの高さが評価されました。しかし、Phone (3)は「本物のフラッグシップ」として開発されており、価格もそれに見合った水準へと引き上げられるようです。

チップセットには、Snapdragon 8 Gen 3を超える「Snapdragon 8 Elite」が搭載される可能性もあり、仮にこの仕様が実現すれば、競合他社のハイエンドモデルよりも割安な選択肢となるでしょう。たとえば、OnePlus 13などはさらに高価格帯に位置づけられると見られています。

なお、NothingはすでにPhone (3)を2025年7月に正式発表することを予告しています。

ヘッドホン市場にも本格参入へ

さらに注目すべきは、Nothingが新たにオーバーイヤー型ヘッドホン市場にも参入するという動きです。前出のリーカーによれば、新製品「Nothing Headphone (1)」は2025年9月末の発売が予定されており、価格は299ドル(約4万2,700円)になるとのことです。

この価格帯は、Sonyの最新モデル「WH-1000XM6」やAppleの「AirPods Max」よりもかなり抑えめ。現時点では、デザインやノイズキャンセリング機能の有無など、詳細な仕様は明らかになっていませんが、Nothingのオーディオ製品はこれまでにも音質やデザインで高い評価を得ており、期待が高まります。

フラッグシップ戦略の本気度がうかがえるNothingの動き

今回明らかになった価格設定を見る限り、Nothingはもはや“価格の安い代替製品”ではなく、“本気のプレミアムブランド”を目指しているようです。スマートフォンもオーディオ機器も、機能とデザインの両面で競合と真っ向から勝負に出る構えです。

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Nothing/CMF Phone
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