モトローラ、超大容量バッテリー搭載モデル含む3機種を発表

モトローラは5月29日、新たに「Moto G86」「Moto G86 Power」「Moto G56」の3機種をGシリーズに追加すると発表しました。見た目はほぼ共通ながら、スペックやバッテリー容量に違いがあり、ユーザーのニーズに応じて選べるラインナップとなっています。


フラッグシップ並みの仕様を備えた「Moto G86」と「G86 Power」

上位モデルとなる「Moto G86」と「Moto G86 Power」は、どちらも6.67インチの有機ELディスプレイを搭載。フルHD+解像度に対応し、最大120Hzの可変リフレッシュレートと4,500ニトのピーク輝度を誇ります。画面はGorilla Glass 7iで保護され、ディスプレイ内指紋センサーも内蔵しています。

両機種ともにMediaTekのDimensity 7300チップセットを採用し、メモリは8GB、ストレージは256GBまたは512GBから選択可能。カメラ構成も共通で、背面にはLYT-600センサーを採用した5,000万画素のメインカメラと、8MPの超広角兼マクロカメラを搭載。フロントカメラは高精細な3,200万画素です。


「G86 Power」はモトローラ史上最大バッテリーを搭載

最大の特徴は、「G86 Power」にモトローラ製スマートフォンとして過去最大となる6,720mAhのバッテリーを搭載している点です。対して通常版の「G86」は5,200mAhのバッテリーを備え、両機種とも最大30Wの急速充電に対応しています。

耐久性も抜かりなく、いずれもIP68/IP69の防水・防塵性能とMIL-STD 810Hの耐衝撃規格に準拠。ソフトウェアは最新のAndroid 15がプリインストールされており、ハード・ソフトともに隙のない仕上がりです。

カラーバリエーションはPantone監修の全4色展開(スペルバウンド、コズミックスカイ、ゴールデンサイプレス、クリサンセマム)となっています。

価格は、「Moto G86」がドイツで299ユーロ(約48,900円)、イギリスでは280ポンド(約45,900円)、「G86 Power」は329ユーロ(約53,900円)、299ポンド(約49,000円)です。


コストパフォーマンス重視の「Moto G56」

一方、エントリー寄りの「Moto G56」は、6.72インチのLCDディスプレイを採用し、フルHD+解像度と120Hzリフレッシュレートに対応。SoCには未発表のMediaTek Dimensity 7060を初搭載し、最大2.6GHzで動作する8コアCPUとImagination製GPU「IMG BXM-8-256」を内蔵しています。

メモリは8GB、ストレージは256GBと必要十分。カメラは上位モデルと同じ構成で、5,000万画素のメインと8MPの超広角を備えており、IP68/69の防水・防塵性能や5,200mAhバッテリー(30W充電対応)など、価格以上の装備が揃っています。

カラーバリエーションはブラックオイスター、ダズリングブルー、グレーミスト、ディルの4色展開。価格は250ユーロ(約41,000円)、または199ポンド(約32,600円)と非常に手頃です。


性能、価格、バッテリーで選べるGシリーズの新定番

今回発表された3モデルは、デザインを統一しつつも内部仕様に明確な違いを持たせており、用途や予算に応じた選択が可能です。特に「G86 Power」のバッテリー容量は、ヘビーユーザーや出張・旅行の多い方にとって魅力的な選択肢となるでしょう。

モトローラのGシリーズは、単なるエントリーモデルの枠を超え、コストパフォーマンスと先進技術を両立した注目の製品群へと進化しています。今後の国内展開にも期待がかかります。

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Motorola/moto
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