Pixel 10の性能、ついに大幅進化か？
Googleが2025年8月に発表予定の新型スマートフォン「Pixel 10」および「Pixel 10 Pro」に関して、有力なリーク情報が話題を呼んでいます。注目は、搭載予定の新プロセッサ「Tensor G5」。前世代のTensor G4に比べ、マルチコア性能が約43％向上するという驚きの進化が期待されています。
この情報は、台湾のDigiTimesと韓国メディアが報じたもので、Googleが性能面での遅れを取り戻すべく、大規模なアーキテクチャ刷新を図っていることが明らかになりました。
Tensor G5のスペックと注目ポイント
Tensor G5は、最新のARM Cortex-X4 Primeコアを1基、Cortex-A725を5基、Cortex-A520を2基搭載するほか、GPUにはImagination Tech製のDXT-48を採用。これまでのTensor G4と比べ、プロセッサ構成が大きく見直されており、処理能力の飛躍的な向上が見込まれています。
また、電力効率の改善も大きなポイントです。これにより、AI処理やゲーミング性能の強化といった用途でも発熱や電池消費を抑えつつ、安定したパフォーマンスを実現できると見られています。
TSMCと連携、Googleの“再始動”の象徴
Tensor G5の製造は、世界最大の半導体受託生産企業TSMCが担当。Googleは今後3〜5年にわたってTSMCとのパートナーシップを継続し、台湾での生産体制を強化していく計画とのことです。これにより、プロセッサの設計から製造までの最適化が図られ、今後のPixelシリーズにおける競争力強化が期待されています。
AI時代を見据えたPixel 10の可能性
今回のTensor G5搭載により、Pixel 10シリーズはAI処理の高度化やリアルタイム処理性能の向上、さらに写真・動画処理や多機能化するAndroid機能への対応が一層スムーズになることが予想されます。特に、カメラ機能や翻訳、検索などPixelが得意とする体験において、その恩恵は大きいでしょう。
2025年8月の正式発表が待たれるPixel 10シリーズ。Tensor G5の本領がどこまで発揮されるのか、注目が集まります。性能だけでなく、電池持ちやAI機能とのバランスも含め、Googleがどこまで完成度を高めてくるのかが期待されます。
