
Googleは2025年5月28日、Android端末で一部ユーザーに発生していたバッテリー異常消費の問題について、Instagramアプリのアップデートによって修正されたことを明らかにしました。問題の詳細は明らかにされていませんが、Googleはユーザーに対し、最新バージョンのInstagram(ビルド番号:382.0.0.49.84)への更新を推奨しています。
原因はInstagramのバージョン?Googleが異例の告知
今回の案内はGoogle公式の「Androidヘルプコミュニティ」に掲載された短い投稿から発覚しました。その中でGoogleは、「本日よりInstagramがアップデートされ、Android端末でのバッテリー消費問題が修正される」と述べています。

具体的にどの端末メーカーやOSバージョンに影響が出ていたかなど、詳細は触れられておらず、PixelやSamsungなど特定機種への言及もない状態です。ただ、Instagramというメジャーアプリであることから、Googleとしては影響範囲が無視できないと判断したと見られます。
Pixel向けOTAアップデート後の報告も関連か?
Googleによると、一部で報告されていたPixel端末における5月のOTAアップデート以降のバッテリー問題についても、今回のInstagramアップデートが関連している可能性があるとのこと。これにより、該当するPixelユーザーにもInstagramの更新が推奨される形となっています。
「バッテリーを食うアプリ」としてのInstagram
そもそもInstagramは、カメラ撮影・動画視聴といった高負荷の処理が多いアプリであり、バッテリー消費が多いとされる代表格でもあります。今回のようにアプリ側の不具合が加われば、普段より急激に電池が減ることも珍しくありません。
ユーザー側が「最近バッテリーの減りが早い」と感じている場合は、まずPlayストアでInstagramのバージョンが382.0.0.49.84になっているかを確認し、未更新であれば早めにアップデートすることをおすすめします。
Googleがわざわざ公的にアナウンスするという点でも、今回のケースは例外的といえます。最近特に電池持ちが悪くなったと感じているAndroidユーザーは、まずInstagramを疑ってみるのがよさそうです。日常的に使うアプリだからこそ、最新の状態を保っておくことで、無用なバッテリーの消耗を防ぐことができるかもしれません。