
正体不明のRedmi端末がFCC認証を取得
Xiaomi(シャオミ)傘下のRedmiブランドから、型番「25078RA3EL」の新型スマートフォンが米国のFCC(連邦通信委員会)にて認証を通過しました。現時点で正式名称は明らかになっていないものの、認証情報からはエントリーモデルと思われるスペックの一部が判明しています。

このRedmi端末とよく似た型番を持つPocoブランドの機種も、EEC(ユーラシア経済連合)での認証が確認されており、両者が兄弟機種として展開される可能性も浮上しています。
5G非対応ながら充実の基本性能
FCCに公開された情報によれば、「Redmi 25078RA3EL」は5Gには対応していないものの、Wi-Fi、Bluetooth、LTE通信には対応しており、日常用途には十分な基本性能を備えています。

さらに、ディスプレイには9インチのLCDパネルを搭載し、大型の6,000mAhバッテリーを内蔵。急速充電は33Wに対応すると見られており、バッテリーの持ちと充電スピードの両立を図った構成となっています。
また、OSにはXiaomi独自の「HyperOS 2.2」がプレインストールされる予定で、ソフトウェア面でも最新環境が期待できそうです。
Pocoブランドでも展開か?リブランドの可能性も
興味深いのは、このRedmiモデルと非常によく似た型番「25078PC3EG」のPoco端末が、EECで認証を受けている点です。Xiaomiはこれまでも地域や販売チャネルによってRedmi製品をPocoブランドとして展開するケースが多く、今回もその一例である可能性があります。
型番の先頭にある「2507」という数字から、これらのモデルは2025年7月頃に正式発表・発売されると見られており、今後さらに詳細なスペックや価格に関する情報が明らかになることが期待されます。
RedmiとPoco、2つのブランドで展開されると見られるこの新型スマートフォンは、5G非対応ながら大画面と大容量バッテリーを備え、価格を抑えた実用性重視のモデルとなる可能性があります。夏の発表に向けて、各国の認証機関を通じて続報が出てくると見られており、エントリーモデル市場に新たな選択肢をもたらす一台として注目です。