
OPPOが間もなくグローバル市場向けに新モデル「OPPO A5 5G」を投入する見込みです。新たにGoogle Play Console上に同機種の情報が掲載され、本体デザインや一部スペックが判明しました。ただし、中国で先行発表されたモデルとは、ハードウェア構成が異なる可能性があります。
Google Play Consoleに登場したOPPO A5 5G
「OPPO A5 5G」は、モデル番号「CPH2735」としてGoogle Play Consoleに登録されており、製品のフロントレンダリングも確認できます。ディスプレイ中央にはパンチホール型のインカメラが配置され、ベゼルは全体的にやや太め、特に下部の“あご”部分が目立ちます。

端末の右側面には音量調整ボタンと電源ボタンが並んでおり、一般的な物理ボタンの配置を踏襲しています。
OSはAndroid 15を標準搭載し、メモリは4GB(実行時の認識容量は約3.7〜3.8GB)。プロセッサはMediaTekの「MT6835」と記載されており、これはDimensity 6100+と見られます。このチップセットは、Cortex-A76×2、Cortex-A55×6の構成に、GPUはMali-G57を搭載。日常使いからライトなゲームまで対応できる性能と考えられます。
中国モデルとの違いが明らかに
興味深いのは、このグローバル版が中国国内で発売されたOPPO A5とは構成が異なる点です。中国モデルでは、Snapdragon 6 Gen 1、6.7インチのFHD+ AMOLEDディスプレイ、50MPメインカメラ、画面内指紋認証、8MPのインカメラ、6,500mAhバッテリー(45W急速充電対応)といった仕様を備えていました。
一方で、今回判明したグローバルモデルでは、ディスプレイはHD+(720×1604)解像度となっており、画面サイズまでは明らかにされていないものの、ややスペックを抑えた設計と見られます。
OPPO A3 5Gの後継機として登場か
このOPPO A5 5Gは、現在インド市場で販売されている「OPPO A3 5G」の後継機としての位置づけとなる可能性があります。A3 5Gは、現在14,999ルピー(約27,000円前後)で販売されており、エントリー〜ミドルレンジ市場をターゲットとしています。
ただし、このグローバル版OPPO A5 5Gがインド市場に投入されるかどうかは、現時点では不明です。今後の正式発表で、各地域での発売情報や価格などが明らかになると見られています。
今のところ公開されている情報は限られていますが、スペック構成の違いから見るに、OPPOは市場ごとに最適化されたバリエーションを用意しているようです。続報に注目が集まります。