
ソニーが数日後に正式発表を予定している新型フラッグシップ「Xperia 1 VII」。実機画像に加え、公式プロモーション画像まで大量に流出しており、価格や発売日以外の主要情報はほぼ明らかになっています。
そんな中、カメラ機能に関して、ファンの間で大きな注目を集める新たな情報が浮上しました。
「Motion Eye Dual」技術が現代版で復活?
中国SNS「Weibo」上の投稿から発見されたコメントによると、かつてXperia XZ2 Premiumに搭載されていたカメラ技術が、Xperia 1 VIIで復活する可能性があるとのことです。

XZ2 Premiumのカメラ技術が復活。もちろん、チップセットはあれからずっと進歩しているので、「AUBE 」は搭載されていない。
XZ2 Premiumといえば、ソニー初のデュアルカメラ搭載モデルであり、「カラー」と「モノクロ」という2種類の1/2.3型大型センサーを組み合わせた独自の「Motion Eye Dual」システムにより、デジタル一眼レフ並みの高感度撮影を実現したことで知られています。
今回の情報によれば、当時搭載されていた画像処理プロセッサ「AUBE」は引き継がれない(というより、不要)ものの、根幹となる「暗所撮影強化」の思想は受け継がれている可能性があるようです。
プロモーション画像に隠されたヒント

リークされたプロモーション画像には、「2つのレンズで一眼カメラ並みの暗所性能を実現」というメッセージが確認されています。これにより、標準カメラと超広角カメラを組み合わせて暗所撮影を強化する新たなアプローチが採用されるのではないかという見方が出ています。

仮に超広角カメラ側が、輝度情報の取得を主目的としたモノクロセンサーとして機能するのであれば、これはまさに「Motion Eye Dual」に通じる仕組みと言えるでしょう。
ただし、この表現は単に「標準カメラと超広角カメラのどちらでも高性能な暗所撮影が可能」という意味にも取れるため、現時点では確定的な情報とは言えません。
超広角カメラにも「Exmor-T」採用か?
また、リーク画像では標準カメラと超広角カメラのセンサー色調が一致している点も注目されています。このことから、超広角カメラにもソニー最新の2層トランジスタ画素積層型CMOSセンサー「Exmor-T」が採用される可能性が指摘されています。
もしこれが事実であれば、超広角撮影においても従来モデルを大きく上回る暗所性能やダイナミックレンジが期待できるでしょう。
Xperia 1 VIIのカメラ、最大の注目ポイントに
今回の一連のリーク情報を踏まえると、Xperia 1 VIIでは標準カメラだけでなく、超広角カメラの進化が大きな見どころとなりそうです。ソニーのフラッグシップスマートフォンが再びカメラ性能で市場をリードするのか、正式発表が待ちきれません。