
デンマークで認証通過、バッテリー容量が明らかに
サムスンが7月初旬にも正式発表を予定している「Galaxy Z Fold7」と「Galaxy Z Flip7」。この2機種がデンマークのUL Demko認証を通過し、バッテリーに関する詳細が判明しました。
まず、Fold7は2つのバッテリーセルを搭載しており、それぞれ2,126mAhと2,146mAhの容量が確認されています。合計すると4,272mAhとなり、マーケティング上は「4,400mAh(標準容量)」として案内される見込みです。この仕様は、先代モデルのFold6と同じであり、実質的なバッテリー性能の進化はないことになります。

一方、Flip7は1,189mAhと2,985mAhのバッテリーを内蔵し、合計4,174mAhに。こちらも標準容量としては「4,300mAh」として発表される可能性が高く、前モデルのFlip6(4,000mAh)から300mAhの小幅な増量となります。飛躍的な向上とは言えないものの、バッテリー持ちの改善が期待できそうです。

Foldシリーズはバッテリー進化が停滞中
注目すべき点として、Foldシリーズのバッテリー容量は2021年発売のFold3から4,400mAhで据え置かれています。さらにさかのぼると、2020年のFold2では4,500mAhと、むしろ現在よりもわずかに大きい容量を誇っていました。
これにより、Fold7でも依然としてバッテリー持ちに大きな変化は見込めない可能性が高いと言えます。大画面フォルダブルスマホという特性上、より大容量バッテリーを求める声は少なくありませんが、今回もその期待には応えられないかもしれません。
充電速度も変わらず25Wのまま
さらに、充電性能についてもアップデートは見られません。Galaxy Z Fold7、Z Flip7ともに、従来通り最大25Wの有線急速充電に対応する予定です。この仕様は、Flip4(2022年発売)やFold2(2020年発売)と同じであり、ライバル機種がより高速な充電技術を取り入れる中で、やや見劣りする部分と言えるでしょう。
今後の展開に注目
Fold7とFlip7は、バッテリー持ちや充電速度に関して大きな進化はないものの、デザインや耐久性、ソフトウェア面での改善が期待されています。正式発表では、これら以外のポイントでどれだけ魅力を高めてくるかが注目されます。