
HTCが再びタイ市場で存在感を示しています。今年3月に「Wildfire E5 Plus」でカムバックを果たした同社は、先月、新たなエントリーモデル「Wildfire E7 Plus」をタイ国内で発売しました。
デュアルカメラ搭載、使い勝手に配慮したデザイン
Wildfire E7 Plusは、背面に楕円形のカメラモジュールを採用し、64MPメインカメラと2MPサブカメラ、さらにデュアルLEDフラッシュを搭載しています。前面はパンチホール型インカメラを採用し、スッキリとしたフラットデザインに仕上げられています。
電源ボタンと音量ボタンは右側面に配置されており、指が自然に届く操作性を重視したレイアウトが特徴です。
6.78インチフルHD+ディスプレイとMediaTek G99搭載
ディスプレイは6.78インチのIPS-LCDパネルを採用し、解像度は1080×1920ピクセル。24ビットカラー表示に対応し、エントリーモデルながらも鮮やかな映像体験を提供します。
SoCにはMediaTekのHelio G99を搭載し、Mali-G57 MC2 GPUとの組み合わせで日常使いから軽めのゲームまで快適にこなせるスペックを確保。メモリは8GB、ストレージは256GBと余裕のある容量を備え、最大1TBまで対応するmicroSDカードスロットも備えています。OSは最新のAndroid 14をプリインストールしています。
カメラ機能はAI対応、45W急速充電にも対応
カメラ機能では、顔自動認識やAIによる撮影補正、AIフェイスビューティ、自撮り用セルフタイマーなど、使い勝手を意識した機能が揃っています。インカメラは16MPで、SNS用の自撮りにも十分な性能です。
バッテリーは大容量の5,000mAhを搭載し、45Wの急速充電に対応。長時間の使用でも安心感のあるバッテリー持ちを実現しています。
その他、デュアルSIM対応、ディスプレイ内蔵型指紋認証センサー、周囲光センサー、デュアルバンドWi-Fiに対応。さらに、3.5mmイヤホンジャックを“2つ”備えている点も特徴的です。
グリーンとグレーの2色展開、価格は約7,000バーツ
HTC Wildfire E7 Plusは、グリーンとグレーの2色展開で販売されており、価格は6,999バーツ(約29,000円前後)となっています。
ミッドレンジ機の中でも手ごろな価格帯ながら、大容量バッテリーとAIカメラ、急速充電など実用的な機能を盛り込んだWildfire E7 Plusは、タイ市場での人気を狙うHTCの新たな挑戦として注目されています。