
4月20日に発売されたGoogleの新型スマートフォン「Pixel 9a」について、マイク穴の位置ズレを指摘するユーザーからの報告が相次いでいます。
価格.comの掲示板では、購入後すぐに上下マイク穴の内部にズレを見つけたユーザーが、販売元のauを通じて初期不良対応を受けたものの、交換品でも同様のズレが確認されたという体験談が投稿されました。このユーザーは「仕様なのか不具合なのか分からないので、公式発表を待って対応を決めたい」と述べています。
さらに、他のユーザーからも「Pixel 9aはほぼ全ての個体でマイク穴にズレが見られる」との声が寄せられており、実際にGoogleサポートに問い合わせた結果、「ズレに関する問い合わせは認識しているが、現時点で実害は確認できていない」との回答を得たとの報告もありました。

一方で、ズレが仕様であれば公式に発表すべきだとする意見も多く、「ズレが仕様ならそう言えば納得する。しかし発表できないということは、ズレていない端末も存在するのではないか」と指摘するユーザーもいます。実際、拡大鏡を使った検証では「肉眼では気づかないが、角度を変えて見ると明らかにズレている」とする報告も複数上がっています。
また、あるユーザーは「Googleに報告したところ、アメリカ本社から『穴のズレは仕様』との説明があり、今後は交換対応には応じないと通告された」として、返品を決めたことを明らかにしました。返品については「理由を問わず受け付けてもらえる」との情報も共有されています。
今回の件に対し、「数万円の製品とはいえ、設計や製造品質にはもっと配慮すべき」「海外と違い、日本では細部の品質を重視する文化がある」といった声も上がり、不満がくすぶっている状況です。
現時点では、Googleから公式な説明は発表されていません。ズレが仕様によるものなのか、それとも製造上の問題によるものなのか、今後の対応が注目されます。