
Googleは現在、一部のAndroid 16およびAndroid 16 QPR1を搭載した端末で「Google Playシステムアップデートに失敗する」問題が発生していることを正式に認識しており、すでに修正に向けた対応を進めていることを明らかにしました。
「アップデートに失敗」エラーが複数端末で発生
この問題は、PixelフォーラムおよびAndroidコミュニティフォーラム上で2025年7月29日にGoogleが報告したもので、具体的には、
「設定」>「セキュリティとプライバシー」>「システムとアップデート」>「Google Playシステムアップデート」
の順に進んだ際に「アップデートに失敗しました」というエラーメッセージが表示され、再試行しても状況が改善しないという現象が確認されています。

影響を受けているのは、Android 16の正式版およびベータ版を搭載した一部端末です。たとえば、あるPixel端末では7月末時点でも「2025年5月1日」のPlayシステムアップデートから更新されていない状態となっており、アップデートが適用されないままになっています。
工場出荷時リセットは不要、修正パッチで対応予定
Googleはすでにこの不具合の原因を特定しており、
「端末を初期化(リセット)する必要はありません」と強調。
今後配信予定のGoogle Playシステムアップデートにおいて修正パッチが適用される見込みです。
なお、現時点でこの不具合によって機能の欠如や重大なセキュリティリスクが生じているといった報告は確認されていません。
今後の対応に注目
Googleは今後のアップデートでこの問題を解消するとしていますが、実際の配信時期については明言していません。Android 16やPixel端末を使用しているユーザーは、今後のGoogle Playシステムアップデートに注目しつつ、不要なリセットなどを避けて対応を待つことが推奨されます。